過去ログ - 恒一「『ある年』の3年3組の追憶」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:06:46.69 ID:4DOG5YTr0

私が自分は影にいて、人を立てる性格になったのは、
泉美と出会うもっと前、もしかしたら、物心着いた頃からだったかもしれない。

私には少し年の離れた姉が一人いる。
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:07:22.31 ID:4DOG5YTr0

それは先月末、海水浴の数日前のこと。
私と泉美は資料を探すために、第二図書室を訪れていた。
その最中、泉美は一冊の古いアルバムを棚から出した。
ただでさえカビ臭いのに、より一層つんとした臭いを放ちながら、
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:08:05.70 ID:4DOG5YTr0

そして合宿当日、泉美はかねてから不審を抱いていた見崎鳴を糾弾した。
見崎の協調性のなさには私も苛立っていたため、
泉美の意見には激しく同意である。小椋も同様に頷いた。
その小椋から、榊原と勅使河原が望月と一緒に、災厄を止める手がかりを
以下略



81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:08:33.56 ID:4DOG5YTr0

「つっっっ・・・!」

髪の毛の根元辺りから、何かべっとりとしたものが流れ出てくる。
それを拭った私の手は赤く汚れていた。
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:09:13.88 ID:4DOG5YTr0

「多佳子!大丈夫なの?」

満身創痍の私を見て、泉美が駆け寄る。泉美はどこも怪我していない。

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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:09:42.54 ID:4DOG5YTr0

◆No.17  Yukito Tsujii

「まさか、君も・・・!」

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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:11:05.45 ID:4DOG5YTr0

翌日から、柿沼さんは学校を欠席したため、
遂に会話ができないまま、夏休みに入ってしまった。
僕は相変わらず第一図書室に通っているが、読書をしても少しも面白くない。
やっぱり、彼女と一緒に、お互いの好きな本について
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85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:11:58.55 ID:4DOG5YTr0

そんな中で突然、
『ピンポンパンポーン』と今の心境に不釣り合いなチャイムが聞こえた。

「対策係から、3組の皆さんに大事なお知らせです
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86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:12:31.93 ID:4DOG5YTr0

愕然としたまま立ち尽くすぼくは、次の瞬間、

「こいつ!」

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87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:12:57.57 ID:4DOG5YTr0

◆No.13  Noboru Saruta

アシが夜見山に引っ越したのは、
それこそ中学校に入ると同時のことじゃった。
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 22:13:26.34 ID:4DOG5YTr0

そして3年生になった今年。
アシはようやく王子と一緒のクラスになった。
また、フルートを担当している部長の多々良さんも、
同じクラスになったのはこれが初めてじゃ。
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