過去ログ - 恒一「『ある年』の3年3組の追憶」
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2012/08/06(月) 22:07:22.31 ID:4DOG5YTr0
それは先月末、海水浴の数日前のこと。
私と泉美は資料を探すために、第二図書室を訪れていた。
その最中、泉美は一冊の古いアルバムを棚から出した。
ただでさえカビ臭いのに、より一層つんとした臭いを放ちながら、
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2012/08/06(月) 22:08:05.70 ID:4DOG5YTr0
そして合宿当日、泉美はかねてから不審を抱いていた見崎鳴を糾弾した。
見崎の協調性のなさには私も苛立っていたため、
泉美の意見には激しく同意である。小椋も同様に頷いた。
その小椋から、榊原と勅使河原が望月と一緒に、災厄を止める手がかりを
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2012/08/06(月) 22:08:33.56 ID:4DOG5YTr0
「つっっっ・・・!」
髪の毛の根元辺りから、何かべっとりとしたものが流れ出てくる。
それを拭った私の手は赤く汚れていた。
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2012/08/06(月) 22:09:13.88 ID:4DOG5YTr0
「多佳子!大丈夫なの?」
満身創痍の私を見て、泉美が駆け寄る。泉美はどこも怪我していない。
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2012/08/06(月) 22:09:42.54 ID:4DOG5YTr0
◆No.17 Yukito Tsujii
「まさか、君も・・・!」
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2012/08/06(月) 22:11:05.45 ID:4DOG5YTr0
翌日から、柿沼さんは学校を欠席したため、
遂に会話ができないまま、夏休みに入ってしまった。
僕は相変わらず第一図書室に通っているが、読書をしても少しも面白くない。
やっぱり、彼女と一緒に、お互いの好きな本について
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2012/08/06(月) 22:11:58.55 ID:4DOG5YTr0
そんな中で突然、
『ピンポンパンポーン』と今の心境に不釣り合いなチャイムが聞こえた。
「対策係から、3組の皆さんに大事なお知らせです
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2012/08/06(月) 22:12:31.93 ID:4DOG5YTr0
愕然としたまま立ち尽くすぼくは、次の瞬間、
「こいつ!」
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2012/08/06(月) 22:12:57.57 ID:4DOG5YTr0
◆No.13 Noboru Saruta
アシが夜見山に引っ越したのは、
それこそ中学校に入ると同時のことじゃった。
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2012/08/06(月) 22:13:26.34 ID:4DOG5YTr0
そして3年生になった今年。
アシはようやく王子と一緒のクラスになった。
また、フルートを担当している部長の多々良さんも、
同じクラスになったのはこれが初めてじゃ。
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