114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/01(土) 15:04:28.92 ID:IGh4RoTDO
 異形の消滅と共に、世界は元の光景を取り戻し、クロは住宅街の道路に、剣を握りしめたまま立ち尽くしているだけだった。 
  
  
 戦いの傷痕も、勝利の痕跡も残さず、ただ傷付いた身体で重力から抗い続ける。  
  
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/01(土) 15:12:48.40 ID:IGh4RoTDO
 「ニャア?」 
  
  
 「ミー!」 
  
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/01(土) 23:30:41.45 ID:IGh4RoTDO
 クロ「ふぅー。」 
  
  
 二匹の姿が完全に見えなくなるのを待っていたかのように足が崩れ落ちた。  
 コンクリート塀に身体をもたれさせるとズルズルと滑るようにへたりこんだ。  
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 00:10:30.48 ID:MICl8cUDO
 そこにいたのは、黒髪の少女に、無感情を顔にぶら下げた少女。  
 かつてのキュウべえの話と、つい最近のまどかの話に聞く転校生であり、謎の魔法少女───暁美ほむら。  
  
  
 というのは分かった。  
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 00:28:08.18 ID:MICl8cUDO
 その言葉は見事に  
  
  
 マミ「なんですって。」 
  
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 00:37:10.85 ID:MICl8cUDO
 フラフラと、よろめくように自分の部屋のドアの前に着いた頃には、もう数十分はかかっていた。  
 どうしてしまったのだろうか。  
 どうやってここまでたどり着いたのかはマミには分からなかった。  
  
  
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 00:51:30.06 ID:MICl8cUDO
 次回予告  
  
  
 クロ「次回?三話か。」 
  
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/09/02(日) 01:46:52.42 ID:dp9ZRRAJo
 乙 
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/02(日) 14:04:02.43 ID:pZYrzgcjo
 乙 
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 23:46:48.71 ID:MICl8cUDO
 まどか「・・・。」シャバダバダッチヘンシン♪ シャバダバダッチヘンシン♪ 
  
  
 まどか「・・・。」ヒィ!ヒィ!ヒィ!  
  
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/03(月) 00:07:55.57 ID:xJgeVSzDO
 マミ「あああああああ!」 
  
  
 まるで、まったく別の物を振り払うように彼女は布団を跳ねとばした。  
 夢の続きのように荒い息をつく、渇いた喉がはりついているのか、ヒュウヒュウと細い風が通る音がする。  
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