過去ログ - 春香「ねぇプロデューサーさん?」
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42:1/1[saga]
2012/08/24(金) 00:57:34.77 ID:+gymnPO2o
【Ringless Finger】
「お疲れ様です」
「はーい♪」
43:1/2[saga]
2012/08/24(金) 01:00:02.65 ID:+gymnPO2o
【酒は飲んでも……】
たった今プロデューサーさんとグラスを鳴らしあったというのに、
そんなことも忘れて、独りで飲む時のようにゴクリゴクリと
少し大げさに喉を動かしてビールを飲んでしまった。
44:2/2[saga]
2012/08/24(金) 01:01:48.60 ID:+gymnPO2o
「こ、小鳥さんって……こういうとこ、よく来るんですか?」
「流石に一人では来れないかなぁ……でもお家では結構飲んだりするんですよ♪」
「…………へぇ」
45:1/2[saga]
2012/08/24(金) 01:05:00.45 ID:+gymnPO2o
【Drunk Bird】
どれくらいの時間が経ったのだろう。
もう既に二人でいくつのグラスを開けたのか分からない。
46:2/2[saga]
2012/08/24(金) 01:07:55.88 ID:+gymnPO2o
確かに小鳥さんの柔らかな感触は俺の背中に伝わってくるが、それを堪能する暇はない。
今の小鳥さんはただのヨッパライで、残念なことに色気が行方不明になっているのだ。
煩悩を抱く暇があるのなら、この大きな雛鳥をどうにかして巣に返さないと。
47:1/2[saga]
2012/08/24(金) 01:09:57.92 ID:+gymnPO2o
【YO.DA.RE】
「すぅ……すぅ………」
小鳥さんが眠りに付いて、大人しくなったのは大変好ましい状態だが、
48:2/2[saga]
2012/08/24(金) 01:11:36.47 ID:+gymnPO2o
足を手を、頭をバタバタと振り回し、小鳥さんは俺を罵倒し続ける。
駄々っ子は身体の小さな子供だから平気なのであって、大の大人に暴れられると、
えろえr……いろいろと危険なことが起きるので、止めていただきたい。
「ちょ、だから暴れないでくださいってば! 落ちちゃいますって!」
49:1/3[saga]
2012/08/24(金) 01:13:25.04 ID:+gymnPO2o
【罪悪と背徳と】
「う、う〜ん」
頭痛と共に目を覚ますのは余りお勧めできない。
50:2/3[saga]
2012/08/24(金) 01:15:04.83 ID:+gymnPO2o
冷たい水が喉を、食道を過ぎ去り、身体全体に行き渡る。
胃のムカツキだとか、頭の痛みが少しだけ和らいでいった。
とはいえ、いまだに頭の中では除夜の鐘が何度も何度も鳴っているし、
胃の中では小さな悪魔が、フォークみたいな槍を翳して粘膜層をチクチクと刺している。
51:3/3[saga]
2012/08/24(金) 01:16:44.81 ID:+gymnPO2o
「あああ洗って返しますからっ!」
「べ、別に大丈夫ですよ……その……よ、よだれぐらい」
「よ……だれ? ドドドドドコの?」
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