過去ログ - ビッチ
1- 20
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/09/30(日) 22:29:06.35 ID:JRu2govho
一気に読んでしまった

こういう現代小説みたいなのがこで読めるとは思わなかった、乙


238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/09/30(日) 23:21:34.72 ID:YXuKjQNko



239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/01(月) 01:43:27.73 ID:IJbEjhnh0


三章もたのしみ


240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:03:01.39 ID:HzCbppwJo

第三章 有希


 あたしはもっと真面目にならなければいけない。
以下略



241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:07:16.12 ID:HzCbppwJo

 皮肉なことに、兄貴を救おうと決心しイケヤマと別れ兄貴に気に入られるために自分の
外見や話し方や行動パターンまで兄貴好みに変えて、そしてその演技を続けているうちに
あたしは以前兄貴やママに感じていたような苛立ちを全く感じなくなっていたのだ。

以下略



242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:10:25.67 ID:HzCbppwJo

 冬休みに入ってもパパとママはほとんど家にいることがなかった。まあ普段から両親が
いないことには慣れていたのだけど、休み中に両親がいないと昼間の食事とかも考えなけ
ればならない。いい妹になるつもりだったあたしだけどさすがに毎日三食用意するのは無
理だった。そもそも休みの朝なんて朝食をとる気にすらならない。
以下略



243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:12:59.67 ID:HzCbppwJo

 もうあと数日で大晦日になるという師走のある日、あたしたちはいつものファミレスで
お喋りしていた。ちょうど昼時だったのでここでお昼を済ましてしまおうということにな
ったのだった。

以下略



244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:14:54.44 ID:HzCbppwJo

「何だ。そんなこと気にしてたのか」
 有希は笑って言った。「明日香ってご両親が音楽関係の仕事をしているのに知らないの
ね」

以下略



245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:17:45.08 ID:HzCbppwJo

「まあ、何が言いたいかと言うとさ。中二の冬休みに毎日デートしている時間なんて奈緒
ちゃんにはないってこと。別にお互いに会いたくないわけじゃなくて、奈緒ちゃんだって
ナオトさんと会いたいと思ってはいるだろうけど」

以下略



246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/02(火) 00:21:43.24 ID:HzCbppwJo

「本当言うとわからない」

 泣いているあたしを見た有希は真面目な声で言った。

以下略



1002Res/1204.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice