過去ログ - ビッチ
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957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 08:53:44.84 ID:14JJzAE2o



958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/11(月) 09:06:04.43 ID:udNzaXVho



959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/11(月) 09:56:03.84 ID:ry0KZSwZo



960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:18:46.51 ID:ER1rVJ59o

 博人と結婚して奈緒人が生まれ、麻季は幸せだった。もうあまり心の中の声が勝手に彼
女に指示することもなくなっていて、生まれてはじめて彼女は平凡だけど安定した生活を
送るようになった。もう二度とあの声が聞こえることはないだろうと彼女は思った。それ
くらい育児というのは彼女にとって大変で、しかし幸せな体験だった。妊娠をきっかけに
以下略



961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:23:32.07 ID:ER1rVJ59o

 鈴木先輩との思いがけない再会は、麻季が奈緒人を保健所の三ヶ月健診に連れて行った
帰り道のことだった。とりあえず周囲のママたちと違って、特に仲の良いママ友なんてい
ない麻季は、奈緒人を乗せたベビーカーを押して帰宅しようとしていた。途中の駅の段差
でベビーカーを持て余していたとき、一人の男性が黙ってベビーカーに手を差し伸べて持
以下略



962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:25:10.55 ID:ER1rVJ59o

 席について飲み物が運ばれると、先輩は快活に共通の知人たちの消息を話してくれた。
麻季は作り笑顔で頷いてはいたけど、その実少しもその話に興味を持てなかった。

 彼女にとって興味があったのは怜菜と先輩との関係、そして怜菜の消息だった。
以下略



963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:29:07.93 ID:ER1rVJ59o

『やっぱりこれは怜菜の罠だよ。先輩と怜菜が結婚したのは、君への復讐なんじゃない
の?』

 心の声が響いた。そしてこれまでその声を聞く一方だった麻季は初めてその声に心の中
以下略



964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:32:03.55 ID:ER1rVJ59o

『怜菜が本当は鈴木先輩のことなんか好きでも何でもなかったとしたら?』

『どういう意味?』

以下略



965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:34:34.51 ID:ER1rVJ59o

「今日はいい日だったよ。偶然に麻季ちゃんに会えてメアドとか交換できるとは思わなか
った」

「そうですか」
以下略



966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 23:43:12.03 ID:ER1rVJ59o

『私の言ったことが正しいかどうか試してみればいいと思うよ』

『・・・・・・どうやって』

以下略



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