過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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37:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:28:51.34 ID:q9Eu6BAv0

「いやー、それにしても市の責任者は何を思っているのかね。
 せっかく来たトップアイドルに、こんなオンボロ設備で歌ってもらおうなんて、
おこがましいにもほどがあるよ!」

以下略



38:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:29:17.36 ID:q9Eu6BAv0

「くぅーっ、聞きました皆さん?
 やっぱりトップアイドルにもなると人ができてるねー、私感動しましたよ!」

千早「ありがとうございます」
以下略



39:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:29:48.46 ID:q9Eu6BAv0

「……如月さーん?」

千早「は、はい……?」

以下略



40:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:30:19.97 ID:q9Eu6BAv0

「……と、話が長くなりすぎてしまいましたが、そろそろ歌ってもらいましょう。
 では如月さん、曲名をどうぞ」

千早「はい、皆さん聞いてください。「蒼い鳥」」
以下略



41:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:30:47.62 ID:q9Eu6BAv0

千早「群れを離れた鳥のように」

 最初は彼のことを引きずって、精神的な不調かと思った。
 でも、精神が多少不安定であっても歌えるのなら私は歌に没頭することで調子を上げることができた。
以下略



42:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:31:17.79 ID:q9Eu6BAv0

千早「もし幸せ 近くにあっても」

 違う。

以下略



43:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:31:46.05 ID:q9Eu6BAv0

「き、如月千早さんですよね?
 は、初めまして、こんばんは! ライブお疲れ様でした!」

 楽屋代わりのテントに戻った私の耳に一人の少女の声が待っていた。
以下略



44:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:32:11.40 ID:q9Eu6BAv0

P「……ごめん、今日のところはちょっと控えてもらえないかな?
 君が迷惑って意味じゃなくて、千早が久しぶりのステージで疲れていて、そっとしてあげてほしいんだ。
 サインなら住所教えてくれれば後で送るから」

以下略



45:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:32:37.42 ID:q9Eu6BAv0

P「千早……!」

千早「何か間違っているかしら? これからあなたにプロデュースされることはないのに?
   それにあなたが今日のためしたことは私に連絡を入れて呼び出したぐらい。
以下略



46:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:33:03.56 ID:q9Eu6BAv0

P「……どういうつもりだ?」

千早「……なんのことですか?」

以下略



47:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:34:03.56 ID:q9Eu6BAv0

千早「以前のあなたは違った。少なくとも、私が引退する前のあなたは。
   私が仕事に対して不誠実な態度をとったら怒っていたし、ファンに失礼な真似をした私のフォローなんてしなかった。
   だけど、今のあなたはなんですか?
   なんの準備をせずにいきなり私に歌わせるどころか、その歌に対しても何も言わない。
以下略



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