153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/10/04(木) 23:51:15.89 ID:WdhD7C0po
きりもみ状態でターンして後ろを取ったってことでしょ?
戦闘機のドッグファイトでよくあるやつ
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/10/05(金) 02:34:57.05 ID:3OBbEyfUo
>>153 そうですね。うまい表現が出て来なかったです。
155: ◆fG4qOWmicojn[saga]
2012/10/05(金) 11:46:59.13 ID:3OBbEyfUo
「まさか――こんなことはホグワーツで一度も……」
マクゴナガル先生はショックで言葉も出なかった。メガネが激しく光っている。
「……よくもまあ、そんな大それたことを……首の骨を折ったかもしれないのに――」
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:47:58.24 ID:3OBbEyfUo
――とうとうやってしまった。二週間ももたなかった。きっと十分後には荷物をまとめるハメになっている。
わたしが玄関に姿を現したら、パパとママはなんて言うだろう?
正面階段を上り、大理石の階段を上がり、それでもマクゴナガル先生は二人に一言も口を聞かない。
先生はドアをグイッとひねるように開け、廊下を突き進む、まどかは惨めな姿で、杏子は平然として早足でついていく……
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:48:36.07 ID:3OBbEyfUo
ウッドは人間だった。フリットウィック先生のクラスから出てきたのはたくましい五年生で、何ごとだろうという顔をしていた。
「三人とも私についていらっしゃい」
そう言うなりマクゴナガル先生はどんどん廊下を歩き出した。ウッドは珍しいものでも見るように二人を見ている。
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:49:15.77 ID:3OBbEyfUo
「佐倉、鹿目、こちら、オリバー・ウッドです。ウッド、チェイサーとシーカーを見つけましたよ」
狐につままれたようだったウッドの表情がほころんだ。
「本当ですか?」
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:49:52.15 ID:3OBbEyfUo
ウッドは夢が一挙に実現したという顔をした。
「佐倉、鹿目、クィディッチの試合を見たことがあるかい?」
ウッドの声が興奮している。まどかはうなずき、杏子は首をふった。
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:50:38.52 ID:3OBbEyfUo
「まさか」
夕食時だった。マクゴナガル先生に連れられてグラウンドを離れてから何があったか、二人はさやかとマミに話して聞かせた。
さやかはステーキ・キドニーパイを口にいれようとしたところだったが、そんなことはすっかり忘れて叫んだ。
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:51:46.23 ID:3OBbEyfUo
あまりに驚いて、感動して、さやかはただボーッと二人を見つめるばかりだった。
「来週から練習が始まるんだ。でも誰にも言わないでね。ウッドさんは秘密にしておきたいんだって」
その時、双子がホールに入ってきて、まどかと杏子を見つけると足早にやってきた。
162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:52:37.18 ID:3OBbEyfUo
フレッドとジョージが消えるやいなや、会いたくもない顔が現れた。クラッブとゴイルを従えたマルフォイだ。
「佐倉、か、鹿目。最後の食事かい? 汽車にいつ乗るんだい?」
「地上ではやけに元気だな。小さなお友達もいるしな」
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