21: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/09/29(土) 18:57:28.67 ID:wzXOjhvP0
 再び魔女が動き出す。 
 どんなものでも噛み砕いてしまいそうな鋭い牙を構えた顎が、少女を噛み砕かんとして迫る。 
  
 「そんなに食いたきゃ、これでも食ってろ!」 
 迫り来る魔女に、少女は何かを放り投げる。 
22: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/09/29(土) 19:01:12.49 ID:wzXOjhvP0
 「マミさん!大丈夫ですか、マミさんっ!」 
 「……ええ、みっともないところ、見せてしまったわね」 
 どうにか掘り起こされ、スケキヨ状態から抜け出したマミとまどか達の元へも、その光の余波が吹き荒れた。 
 「何が……きゃぁぁっ!?」 
 光に目を焼かれ、吹き荒れる衝撃に吹き飛ばされそうになりながら 
23: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/09/29(土) 19:02:55.51 ID:wzXOjhvP0
 【次回予告】 
 魔法少女と魔法使いは出会った。出会ってしまった。 
 ありえるはずのない出会いは、小さな歪みを生み出した。 
 生まれた歪みは、少女達の運命さえも揺るがしていく。 
  
24: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/09/29(土) 19:11:20.98 ID:wzXOjhvP0
 という訳で、これにて一話は終了です。 
 全くもって導入回。ここからが一応本番といった感じでしょうか。 
  
 >>10 
 私の知る限り、過去にここでやってたのが一本ありましたね。 
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/30(日) 13:06:57.05 ID:FOIUvkKlo
 乙 
 コレは期待 
 前のクロス書いた人とは別人なのか 
  
 魔法の媒介的にお菓子の結界が有利フィールドすぎて 
26: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/01(月) 02:29:45.04 ID:OoeWSQId0
 結局今回も日参ペースになりそうだけど、気にせず今日も投下します。 
27: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:31:33.16 ID:OoeWSQId0
  
 第2話 魔法少女ともう一人の魔法使い 
  
  
 魔女の結界が砕けると、そこに広がっていたのは夕暮れ時を通り過ぎた暗闇で。 
28: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:33:16.98 ID:OoeWSQId0
 「ええと、それで……アクア、さん?」 
 なにやら物思いに耽っている様子のアクアに、マミが静かに声をかけた。 
 「……ああ、そうそう。そういやこっちの話もまだだったね。 
  そう、あたしはアクアだよ。名乗ってやったんだから、あんたらも名乗りな」 
 「そうね、私は巴マミ。見ての通り……とは言えないけれど、魔法少女よ」 
29: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:34:56.77 ID:OoeWSQId0
 「アクアさん、そのくらいにしておいて話を続けましょう。貴女に色々聞きたいのだけど……」 
 「待った、質問はあたしが先だよ。こちとらわからない事だらけで頭がこんがらがってるんだ。 
  まずはその辺どうにかしてくれないと、答えようにも答えらんないね」 
 言葉を続けようとしたマミの機先を制して、アクアがずいと手のひらを突き出して言った。 
 「わかったわ。でも、私もこの状況に戸惑っているのは事実だから 
30: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:37:05.78 ID:OoeWSQId0
                                  「あの化け物は何だい?」 
  
  
  
  
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