26: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/01(月) 02:29:45.04 ID:OoeWSQId0
結局今回も日参ペースになりそうだけど、気にせず今日も投下します。
27: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:31:33.16 ID:OoeWSQId0
第2話 魔法少女ともう一人の魔法使い
魔女の結界が砕けると、そこに広がっていたのは夕暮れ時を通り過ぎた暗闇で。
28: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:33:16.98 ID:OoeWSQId0
「ええと、それで……アクア、さん?」
なにやら物思いに耽っている様子のアクアに、マミが静かに声をかけた。
「……ああ、そうそう。そういやこっちの話もまだだったね。
そう、あたしはアクアだよ。名乗ってやったんだから、あんたらも名乗りな」
「そうね、私は巴マミ。見ての通り……とは言えないけれど、魔法少女よ」
29: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:34:56.77 ID:OoeWSQId0
「アクアさん、そのくらいにしておいて話を続けましょう。貴女に色々聞きたいのだけど……」
「待った、質問はあたしが先だよ。こちとらわからない事だらけで頭がこんがらがってるんだ。
まずはその辺どうにかしてくれないと、答えようにも答えらんないね」
言葉を続けようとしたマミの機先を制して、アクアがずいと手のひらを突き出して言った。
「わかったわ。でも、私もこの状況に戸惑っているのは事実だから
30: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:37:05.78 ID:OoeWSQId0
「あの化け物は何だい?」
31: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:38:48.36 ID:OoeWSQId0
その全てを言い終えて、アクアは一つ大きな吐息を漏らした。
対するマミは、どこか困惑した表情を浮かべたままアクアの問いに答えた。
「ほとんどの質問には答えられると思うわ。でも、多分かなり時間がかかると思う。
だから、一度場所を変えないかしら。私の家なら人目にもつかないと思うわ」
「……なるほどね、おおっぴらには出来ない話ってわけだ。いいよ、案内してよ」
32: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:41:35.24 ID:OoeWSQId0
「あんたも送って行ってやったほうがいいんじゃないの?」
どうにも頼りない二人の様子を見て、アクアはマミにそう言った。
けれどマミは何も言葉を返すことはなく、そのままその場に蹲ってしまった。
「――っ、ァ。はぁ……ッ、く、う、うぅ……」
33: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:43:42.35 ID:OoeWSQId0
「んぐ……けほ、ちょっと、一体何を飲ませたの!?」
「ん?アメ玉」
「えっ」
その言葉に、元々青白かったマミの表情が更に白く、いっそ蒼白といえるほどに変わる。
一瞬の交錯であるとは言え、マミもまたアクアの戦う姿を目撃していた。
34: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/10/01(月) 02:44:53.82 ID:OoeWSQId0
彼女――暁美ほむらは、その一部始終を病院の屋上から眺めていた。
「今回は、巴マミが生き残った。でも、あの状態の巴マミが、一人であの魔女を倒せるとは思えない。
だとしたら魔女を倒したのは……」
35: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/01(月) 02:51:57.18 ID:OoeWSQId0
今更ながらに追加事項ですが、この話はかなりバトルが多めになりそうな感じです。
というか、いろんなバトルを書いてみたいというのもこの話を始めた動機だったりもしますので。
多分オリジナルな魔女とかも出てくるんじゃないでしょうかね。
>>25
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/10/01(月) 05:40:49.13 ID:xiFSjvtlo
少女マテリアルのクロスと思った私は心が汚れている
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