過去ログ - エルフ「素敵な顔ですね」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 20:12:38.68 ID:RKgc1Uqb0
彼は羊皮紙の最後まで目を通さずにそれを机の端にどけた。

それから聖書の翻訳の続きを始める。

グラン国の宰相も務めるなど多忙な彼だが、一人でも多く国民に聖書を読んでもらうために時間を見つけては聖書の翻訳を進めている。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 20:21:49.01 ID:RKgc1Uqb0
その折に一部の呪術を除いて殆どの呪術の術式を失ってしまった。

残された断片的な資料を基に、残りの者たちで『血化粧』と名付けられた呪術を再構築しようとした。

しかし悍ましい怪物を産み出すに終わり、結果として多くの死傷者が出た。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 21:20:10.70 ID:RKgc1Uqb0
――――――
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以下略



46:間隔ミスった[saga]
2012/11/18(日) 21:23:18.01 ID:RKgc1Uqb0
「……こら。なまけないで」

私の視線に気付いた少女は、フィリアと同じような口調で私を咎めた。

長いこと共に暮らしているらしいだけあって強い影響を受けているようだ。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 21:32:23.75 ID:RKgc1Uqb0



「おはようございます」

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/18(日) 21:41:00.65 ID:RKgc1Uqb0
黒エルフの女はいつも食事の席にいない。
私と食事を共にするのが堪えられないらしい。

それどころか言葉すら交わしたく無いらしく、言語の壁を除く呪術も使わない。

以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:01:00.25 ID:PDHI6dQO0



食器を片付けた後、私は薪小屋へ行った。
夕食を作るための燃料が足りないからだ。
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:08:27.62 ID:PDHI6dQO0
不可思議な手応えに陶酔している内にかなりの量を割り終えた。
もしかしたら一週間分以上あるかもしれない。

薪をカゴに詰めて厨まで運ぶ。
筋肉が軋み、指先が痛む。相当の重量だ。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:14:08.53 ID:PDHI6dQO0



気温の最も高くなる時分に、来訪者があった。

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:19:04.39 ID:PDHI6dQO0
少女は上体を倒して仰向けになる。

私は来訪した男の身の上について訊ねた。

「町にすんでる人で、週に一回食べものをとどけに来るの」
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/23(金) 09:25:00.48 ID:PDHI6dQO0
あまりの剣幕に押されて、私は僅かに体を仰け反らせた。

人間がエルフを嫌忌しているのに、エルフが人間を親しく思うはずがないのは当然だ。

しかし、こうして面前で受ける憎悪の言葉は量感が違った。
以下略



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