過去ログ - 上条当麻「高確率でそげぶする」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/13(火) 23:49:52.05 ID:OGZxmCuX0

俺、上条当麻。
少しばかり昔には、この街の光の屈折と闘ったりしていた。
間にはいくつかの出会いがあり、時折ラブ・ロマンスだったり、当時の俺にはわからなかったかもしれないが、成長する機会、己と向き合う機会があったっていう、
そういう生き方をしていた人間だ。

これを観ているアンタがいつの時代の誰かは知らない。
だから、別に、この話は特段大声を出して語るような内容にはならないと思う。

プロットも筋書きもない、今の俺の日常録だ。気が向いたら聞いてやってくれ。
その程度でいい。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/13(火) 23:50:29.85 ID:OGZxmCuX0
#1 超電磁砲


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/13(火) 23:54:11.54 ID:OGZxmCuX0
御坂美琴と俺が再会したのは、あの一件から10年が経った頃だった。
出会ったのはいつかと同じ、路地裏。御坂は相変わらずの喧嘩腰で、あいつなりの正義を電気にのせて発信していたんだ。

当然のことながら人は歳を取る。
俺だって、当たり前に歳を喰って、お世辞にももう若いとは言えなくなった(もちろん、世の中の30代の人たちにそんな事言ったら怒られるけど)。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/13(火) 23:57:00.39 ID:OGZxmCuX0
「甘えることを学習したのか」

「ふん、別に。ちょっとそういうやり取りがしたかっただけ」

御坂は今いくつなんだろう。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:00:35.51 ID:nkJqv1150
俺と御坂は通りを出て、交差点の向こうにあるカフェに入った。
なんだかこうして二人っきりで話をするのもひさびさだ。

入ってすぐに注文を取る。
御坂はサンドウィッチと、コーヒーを頼んだ。俺もそれにならって同じものを注文する。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:07:20.09 ID:nkJqv1150

「俺のこと、どう思ってる?」

「ああ、もう! 本当にアンタってデリカシーないわよね、昔から。急にそれなの? まだ店に入って二分も経っていないのに」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:12:20.35 ID:nkJqv1150
「本題に入りましょうよ」

「本題? 何が本題なんだ。こうしてカフェで有意義な時間を過ごしていることそれ自体か?」

「ねえ、その語り方。やめたほうがいいと思うわ。私ってそんなに子供?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:19:54.88 ID:nkJqv1150
沈黙した御坂に、俺は言葉を浴びせることで対処をした。

「学園都市の暗部」

「!」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:25:06.27 ID:nkJqv1150
「色々と聞きたいことがあるわ。なんで私が助手として必要なの? それに、アンタの雇い主は誰? なぜこの件に首をつっこんでるの?」

「その質問はすべて一言で解決する。『これが俺の仕事だからだ』。雇い主については今は明かせない」

「私に話したのは拒否権がないから? ねえ、そんな人だった? なんか、違う。アンタってそんな人じゃなかった」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/14(水) 00:28:20.73 ID:nkJqv1150
こんなかんじで投下していきます。
コンセプトはちょっと大人な禁書目録。よければおつきあいください。


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]
2012/11/14(水) 00:34:51.76 ID:z6obx51Zo
気体


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/14(水) 00:35:09.74 ID:ZqKRuEz20

なかなかいい雰囲気  できれば長くおつきあいさせてもらいたいです


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/14(水) 00:55:28.43 ID:7S2wSjEK0
タイトルがギャグ風味だけど
中身は真面目だったでござる…乙


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/14(水) 07:27:04.09 ID:q+groPTK0
どれくらいの頻度で更新するのかkwsk


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/14(水) 16:33:44.50 ID:U7kD3OqNo
期待


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 00:49:36.69 ID:9MJwdkWy0
「学園都市も変わったわよね」

「そう?」

変化に疎い生物はこの街では生き残ってはいけない。10代の頃に俺が学んだ教訓だ。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 00:57:58.46 ID:9MJwdkWy0
「実験、ねえ」

御坂が遠い目をしていた。
実験というのは、当時まだこの街が脳開発に躍起になっていた頃、希少価値が高いとされる超能力者(巷ではLevel5と認定されていた)を使った、
人体実験のことだ。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 01:06:01.32 ID:9MJwdkWy0
「変な事考えてないわよね」

「変な事って?」

沈黙した。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 01:11:05.44 ID:9MJwdkWy0
御坂と別れて、俺は学園都市の郊外にあるアパートに戻った。
家賃はそこそこ。世間的にみたら、無能力者の俺が右手の力を抜きにして考えたところも差し引くと、まあ妥当な物件だろう。

アパートの鍵はあいていた。
俺に同居人はいない。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 01:19:43.99 ID:9MJwdkWy0
「超電磁砲とは接触したのか」

「なあ、その固有名詞はやめてやってくれよ。御坂美琴。ちゃんと名前がある」

「悪いけど興味の対象外だぜい。で? 成果は?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/11/15(木) 01:27:33.08 ID:9MJwdkWy0
「闇を世の中からなくしたら、光に満ちた世界がそこに広がるわけじゃない。
 影のないところに光は生まれないんだよ。いくら表向きに闇を圧迫したところで、
 それですべてが解決すると思ったら大間違いだ。抑圧された闇はまた別のところで闇を生む。
 そうやって世の中の……少なくとも資本は動いている」

以下略



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