過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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904
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/12/20(木) 18:19:25.75 ID:VMwpiXjIO
乙
905
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/12/20(木) 22:33:35.18 ID:W+iETMWdo
乙
やっと追いついた
びっぷらでスレたてられた当時からずっと読んでました
一回休止してから再開を楽しみにしててやっと見つけられました
大ファンなんでこれからもゆっくりでいいんで頑張ってください!
以下略
906
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/20(木) 23:42:13.13 ID:RyKJ/b+H0
>>903
、904
ありがとうございます。
>>905
ありがとうございます。
以下略
907
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/21(金) 00:25:38.67 ID:abYTtK5o0
少女「で、できた! できました!」
男「えっ?」
意外な少女の言葉に男は一瞬放心する。見れば、少女の頭上には確かに炎球が出来上がっていた。……それも、四つも。
以下略
908
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/21(金) 00:26:24.87 ID:abYTtK5o0
男「……」
そして、それを見た男は今度こそ本当に言葉を失った。少女は先ほどの男のように水球と氷の刃の二つをそれぞれ作るのではなく、それを合成したものを生み出したのだ。半分は液体、もう半分は固体。こんなことは今の男にはできないし、手練の魔法使いですら作り出すのは困難だろう。
少女「……あ、えと。やっぱり……失敗でした?」
以下略
909
:
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[saga]
2012/12/21(金) 00:26:51.35 ID:abYTtK5o0
男「ひとまず、一度腹ごしらえをしてから続きにしよう」
少女「わかりました」
そうして二人は休憩をとっている騎士と女騎士の元に歩いていく。少女は男の手をギュッと強く握り締めて満面の笑みを周りに振りまきながら隣を歩いていく。
以下略
910
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/21(金) 01:34:54.80 ID:abYTtK5o0
そしてそれからさらに十日ほど月日が流れた。現在男たちはある森を抜けた先で戦闘を繰り広げている軍とエルフたちの行動を遠くから観察していた。
喉が張り裂けんほどの叫びをあげ、敵に向かって斬りかかる軍の兵士。それに負けじと次々と魔法を放っていくエルフたち。人数は明らかに軍側が優っている。だが、兵士一人あたりの質はやはりエルフたちの方が上であった。
そして、今問題なのは軍側の連携が取れていない点だった。遠くから見ている男たちだからわかることであるが、軍の者の多くは迫り来る死、圧倒的に数で優っているにもかかわらず押され気味という点から兵士たちの士気が明らかに落ちていた。そして、数の少ないエルフたちの鬼気迫るほどの勢いに次第に押され、彼らは少しずつ後退していた。
男「……マズイな。このままじゃ統率が取れなくなった場所から切り崩される」
以下略
911
:
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[saga]
2012/12/21(金) 01:35:31.65 ID:abYTtK5o0
男「女魔法使い。どう? 今の状況を見ていて何か思うことはある?」
少し前まで己の身を守る術も知らなかった少女は男の質問に対して頷き、答える。
女魔法使い「はい、先生。そうですね……。今エルフたちが使用している魔法ですが、火と土を使ったものがほとんどです。土はともかく火の場合ですとこれだけ人数差がいたとしても対象がある程度絞られてしまいます。
以下略
912
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/12/21(金) 01:37:42.89 ID:abYTtK5o0
男「自分たちに不利な状況にもかかわらず、多人数戦用の魔法を使わずに互角以上に戦えるということをわざわざ軍の兵士たちに見せつけ、それでいて恐怖が頂点に達した瞬間にその枷を外すんだ。
そうすることで、兵士たちにさらに絶望を与え、逃げるという選択そのものをなくすつもりなんだよ、あいつらは……。
エルフは知能が高いって言われている。だからこそ、考えることがえげつないんだよ」
ギリっと強く奥歯を噛み締めて、憎悪を顕にする男。そんな彼の気持ちが分かるのか、騎士と女騎士も静かに怒りをその身から滲ませる。普段は見ることのない彼らのエルフに対する敵意の深さを目の当たりにして一瞬女魔法使いの身がすくむ。
以下略
913
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[saga]
2012/12/21(金) 01:41:37.50 ID:abYTtK5o0
初の実戦ということもあってやはり不安なのか女魔法使いの肩はわずかに震えていた。そんな彼女の肩を男はそっと掴んだ。
男「大丈夫、心配いらないよ。女魔法使いが僕が絶対に守るから」
女魔法使い「……先生」
以下略
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