過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 2
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33:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:40:55.06 ID:9OKMV3+o0
……



男「……うぅん」
以下略



34:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:41:41.51 ID:9OKMV3+o0
>>32
ありがとうございます。


35:吟遊詩人[saga]
2013/01/17(木) 04:42:10.65 ID:9OKMV3+o0
 それを聞いて男はなるほどと納得をした。この入口が仮に遺跡の丈夫に存在したのなら多少強引に魔法を使うなりして無理やり扉を開くという野蛮な手段を取ることもできるが、地下にあるのではそうもいかない。力押しをして無茶な手段をとってしまえばヘタをすれば遺跡全体に被害がでかねない。
 つまり、どうにか知恵を絞り門にかけられた魔法を解除し、先へと進むしかないということになるのだ。

男「大体の状況は理解しました。とりあえずは奥に進むことと門を開けようとする意思を見せなければ問題はないということですね」

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 09:45:25.74 ID:xVbFtZoRo



37:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:28:59.78 ID:/j9zed7k0
>>36
ありがとうございます。

昨日はここが落ちていたのでその間に少しだけ書き溜めておいたので今からそれを公開してその続きを書きたいです。
できることなら、びっぷらの時から言っていた展開までは書いて今日は終われたらいいと思っています。


38:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:30:46.88 ID:/j9zed7k0
 まず、男は遺跡の全体を見るために遺跡の周囲をぐるりと一周した。大きいと言っても高さはそれほどないこの遺跡は一周するのに半時間もかからなかった。そうして遺跡の全容を一度確認した彼が得たこの遺跡に対する感想は普通というものだった。このようなものを見るのは仕事上経験がないわけではない。だが、以前に見たことのあるこのような遺跡にはどこか神秘性が漂っていた。だが、この遺跡からはそのようなものが全くというほど感じられない。
 ただし、逆に不気味なまでの静けさがここにはあった。まるで、今は眠りについている生き物のような印象を男はこの遺跡に抱いた。
 そうして再び彼は地下へと続く階段を降りていき、閉ざされた門の前へと辿りついた。今度は意識を失わないように、門の奥へと進もうとする意思を示さぬようにして、この門に使用されている材質を調べ出す。触れてみるとひんやりとした感触が彼の手に伝わった。おそらくは硬度の高い石類を使って作られているもので、この門自体には特になにもないのだろう。そうなるとやはり問題はこの門にかけられている魔法ということになる。

男「……う〜ん、これはちょっと時間がかかりそうだな」
以下略



39:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:31:32.51 ID:/j9zed7k0
男「ひと月目安でここに来たつもりだったけど、これじゃあもっと時間がかかるかもしれないな。あまり長い間会えないとエルフも寂しがるだろうし、どうにか頑張らないといけないな」

 頼れる老人の元へと預けてきた少女の顔を思いだし、仕事を早く終わらせるためのやる気を奮い立たせる男。そんなことを呟いていると、僅かに門の周囲を漂う魔力が揺らいだ。

男「ん? 今、ちょっと反応があったような……」
以下略



40:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:32:12.52 ID:/j9zed7k0
……



男「ふう、腹ごなしも済んだし後は寝るだけか。それにしても遺跡研究者さんたちには参ったな〜」
以下略



41:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:33:46.28 ID:/j9zed7k0
……



 遺跡に到着してから早くも数日が経とうとしていた。だが、事態は一向に進展をみせずに停滞したままであった。その間男は遺跡と自分の部屋を交互に行き来し魔法解読のために法則性を見つけるのに必死になっていた。時には半日以上も部屋に篭もり、食事も取らずに過ごすこともあった。
以下略



42:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:35:04.79 ID:/j9zed7k0
男「おっ! あった、あった」

 そこはとある巨木に出来た大きな隙間であった。中は空洞になっており、人が二人は余裕で入るほどの穴が出来ているのだ。不思議なことにその空洞の中には虫たちはおらず、まるで誰かが整備したかのように綺麗になっていた。
 男はゆっくりとその隙間に入ると内部の木に背を預け、足を伸ばしリラックスした。

以下略



43:吟遊詩人[saga]
2013/01/18(金) 23:35:57.99 ID:/j9zed7k0
男「おかしいな。確かに足音が聞こえたんだけどな」

 もしかしたら魔物か何かだったのだろうかと考えた男。結局明確な答えが出ず、再び空洞の中に戻った彼はそこで信じられないものを目にした。

褐色エルフ「あはは。おかえり、お兄さん。お邪魔させてもらってるよ」
以下略



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