過去ログ - ビッチ・2
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226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/03(月) 23:12:17.80 ID:Da4jKH6wo

「怜菜はね、あたしの親友だったの。今にして思うとあたしが一方的にそう考えていただ
けなのかもしれないけど」

 おばさんがカップをソーサーに戻して唐突に話し始めた。あたしはもう何も言わずにお
以下略



227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/03(月) 23:13:02.05 ID:Da4jKH6wo

「まあ、それでね。最初はあたしのせいだったのよ。せっかく怜奈がいつも一緒にいてく
れたのに、彼女を裏切っちゃったの」

 おばさんは笑った。おばさんにとってこの告白がつらい想いの発露なのか、それとも既
以下略



228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/03(月) 23:13:33.93 ID:Da4jKH6wo

今日は以上です

もう少しこちらの更新を続けたら女神の更新に戻ります


229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/04(火) 08:09:16.76 ID:zWtEk3HDO
乙!


230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 23:59:08.64 ID:28rfn7MVo

 それから二時間かけてあたしは麻紀おばさんの話を聞いた。最初はこんなどろどろした
話を娘の友だちの中学生にするかという気がしないでもなかったけど、聞いているうちに
あたしは麻紀おばさんの話にのめりこんでいった。それは、今ではいい年の大人たちがか
つて愛憎をぶつけ合っていた話だ。結局、あたしも奈緒も奈緒人さんもその愛憎劇の尻拭
以下略



231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:00:27.80 ID:1Ed2VqjZo

 おばさんにはそうは言ったけど、そういう「ひどい」ことは、あたしやパパなら平気で
できそうではある。というか現に他人の気持や被害を考慮しないビジネスでパパは成功し
ていたし、あたしも中学生にして同じことをしている。

以下略



232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:02:31.46 ID:1Ed2VqjZo

 数時間にも及ぶ時間、ひたすら麻紀おばさんの話を聞かされて全容を把握したあたしは、
混乱しながら奈緒の家を出た。

 愛情や憎悪、そして無理解と誤解。嫉妬。
以下略



233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:03:53.06 ID:1Ed2VqjZo

 それでパパや奈緒に対する復讐を遂げる方法はだいぶ明確になっていた。それにその行
動によって罪のない人を巻き込む心配なんてなかったのだ。なぜならあたしがターゲット
として想定している範囲には罪のない人なんて最初からいなかったことがわかったのだか
ら。
以下略



234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:04:32.32 ID:1Ed2VqjZo

 水族館で盛り上がらないデートをした翌日になっても明日香の態度は変わらなかった。

 いったい明日香に何があったのだろう。奈緒や玲子叔母さんに対する僕のふらふらした
煮え切らない態度や池山の容態。それらは明日香の心の負担になっていたことは間違いは
以下略



235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:05:50.72 ID:1Ed2VqjZo

「・・・・・・・いい加減にしろよ」

 僕はなるべく怒りを抑えて冷静に話そうとした。でも幸か不幸か僕の感情はその言葉に
乗って外に迸り出てしまったみたいだ。そのせいか明日香は初めて僕と目を合わせた。
以下略



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