236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 00:06:21.75 ID:1Ed2VqjZo
今日は以上です
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 00:11:30.26 ID:q2UU0+TDo
乙
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:14:09.29 ID:kCQODl6lo
今朝、いつもの電車で僕は奈緒と落ち合って一緒に登校した。
土曜日にはピアノ教室に行かなかったから、奈緒から実の兄でも僕が好きだと言われた
とき以降彼女に会うのは初めてだった。奈緒はスクールバッグを片方の肩にかけ、手には
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:15:15.76 ID:kCQODl6lo
「お兄ちゃん、暖かい?」
僕は無理に奈緒に微笑みかけた。
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:16:15.31 ID:kCQODl6lo
奈緒の編んでくれたマフラーは、駅から外に出た僕の首を寒気から守ってくれた。
僕は明日香のこと振らないよ。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:18:50.01 ID:kCQODl6lo
校門から入ってくる僕に気づくと兄友と女さんが僕の方に来た。
「この間は悪かったな」
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:19:20.77 ID:kCQODl6lo
「え・・・・・・? 奈緒人、おまえそれマジ?」
兄友が驚いたように言った。
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:20:07.37 ID:kCQODl6lo
「ごめん」
ようやく女さんが小さな声で言った。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:20:39.62 ID:kCQODl6lo
その言葉をそのまま受け取るほど僕は初心じゃない。それに、僕の好きな女の子は今で
は一人だけなのだ。かつては女さんに惚れていたことは確かだったけど、今ではそうじゃ
ない。
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:21:12.05 ID:kCQODl6lo
放課後、下校しようと校門まで来た僕は校門前に女さんが立っている姿に気がついた。
「奈緒人君」
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:21:43.37 ID:kCQODl6lo
「あたし、聞いちゃったの」
駅前のスタバで向かい合って座ると女さんは話し始めた。
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