過去ログ - ビッチ・2
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281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/27(木) 23:51:14.74 ID:dvLTtGrdo

 おたしはあのとき本気で内定していた一部上場企業を辞退しようと思い詰めていた。最
初は兄貴のためだった。

 最初に兄貴に連れられてうちにあいさつに来たときから麻紀さんのことは気に入らなか
以下略



282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/27(木) 23:51:53.75 ID:dvLTtGrdo

今日は以上です

もう少ししたら女神の更新に戻ります


283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/28(金) 11:35:56.07 ID:4DLj4wMqo
うーむ、乙


284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:41:39.38 ID:j39CgiDpo

 その頃あたしは卒業に必要な単位を取得し終わっていたし、希望していた企業からも内
定が出ていたせいで、同じく余裕のあった彼と卒業旅行として海外にでも行こうかと相談
していた。

以下略



285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:42:10.81 ID:j39CgiDpo

 兄貴の家の最寄の駅から反対方向に明徳児童相談所はあった。あたしはこれまでこんな
施設があることすら意識していなかった。それは灰色のコンクリートの無愛想な二階建て
の施設だった。

以下略



286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:42:44.90 ID:j39CgiDpo

「パパも明後日には外国から帰ってくるよ」

「パパが?」

以下略



287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:43:42.78 ID:j39CgiDpo

 兄貴が一時帰国したことで奈緒人と奈緒は完全に落ち着きを取り戻した。奈緒人と奈緒
は兄貴の帰国前からあたしには気を許してくれるようになっていたけど、兄貴の帰国後は
あたしを完全に味方だと認識してくれるようになった。兄貴があたしに気を許しているこ
とを理解したからだと思う。麻紀さんにネグレクトされた二人は、母親に恐怖を感じた分
以下略



288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:44:16.21 ID:j39CgiDpo

 兄貴が再び帰国したとき、麻紀さんからの挑戦状が我が家に届いていた。それはひどい
中傷とでたらめを並び立てた内容だった。

 麻紀さんの離婚協議を受任した弁護士は証拠もなしにこんな内容を信じるほど酷く無能
以下略



289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:45:13.48 ID:j39CgiDpo

 病気がちな両親だけでは奈緒人と奈緒の面倒を見ることはできないだろう。兄貴だって
編集長に昇格したばかりだし、兄貴一人で子供たちの面倒をみるなんて不可能だった。

 自分で言うのもおこがましいのだけど、親権争いに有利になるかもしれない二人の育児
以下略



290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:46:06.51 ID:j39CgiDpo

 そして兄貴は理恵さんと再会した。この二人が愛し合うまでは時間は不要だった。

 あたしと兄貴の仮想夫婦生活もこれで終わりた。彼氏を放置し、内定まで蹴ろうとして
いたあたしの一時の熱情にうなされたような日々は終ったのだ。
以下略



291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:46:38.20 ID:j39CgiDpo

「食べないの? 覚えていないかもしれないけど、そのケーキは昔奈緒人と奈緒の大好物
だったのよ」

 お姉ちゃんがそこで話しをいったんとぎって僕に微笑んだ。
以下略



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