過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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11: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:11:39.14 ID:0wYW71OQo
 私は病室のベッドの上で一人思考に沈没する。
 その大部分は『PSY』という力についてだ。
 暴王の月。彼、夜科アゲハはあの力をそう呼称していた。
 『PSY』の波導を感知し、自動追尾する黒い球体だと。
 その黒い球体に触れたものは二種類の反応を示すとも言っていた。
以下略



12: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:12:39.67 ID:0wYW71OQo
 翌日、夜科アゲハは私の見舞いに来た。病室の扉を閉めるやいなや口を開く。

「おっす。調子どうだ?っても、もう退院も決まってるんだったな。昨日の話、考えてくれたか?」

「えぇ、考えたわ。何度問われても私はワルプルギスの夜を超えるまでこの町を離れるつもりはない。天樹院家
以下略



13: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:13:37.46 ID:0wYW71OQo
 彼はそういって話を始めた。
 彼がサイレンドリフトであったこと。
 サイレン世界とは荒廃した未来の世界であったこと。
 その世界の大気を吸い込むと脳覚醒というものを起こして『PSY』の力に目覚めるということ。
 正直なところ、手放しですべてを信じることは出来ない話だと思った。
以下略



14: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:14:38.09 ID:0wYW71OQo
「つまりあなたが魔女結界の中で『PSY』をばら撒いて、それが辺りに充満するまで私があなたを守ればいい
わけね」

 私の言葉に夜科アゲハは「ほー、正解正解」と驚きを露わにする。

以下略



15: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:15:38.61 ID:0wYW71OQo
「それに。ほむら、お前のこと見てるとあの時の俺や桜子を見てるみたいで放っておけないんだよな」

 最後に付け足されたその言葉がどれほどの重みをもっているのか。
 私には想像がつかなかった。
 それがぶつかった壁を乗り越えたものと、未だ壁の前で立ち往生しているものの『差』だろうか。
以下略



16: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:16:40.15 ID:0wYW71OQo





以下略



17: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:17:38.74 ID:0wYW71OQo
 私、暁美ほむらは今類い稀なる危機に瀕している。
 やはりここは状況を整理すべきだろうか。と、とりあえずそうしましょう。
 
 鹿目まどかにインキュベーターが近づかないように四十メートル付近から尾行をしていた。
 突如怪しげな気配を感じた私は、鹿目まどかに気づかれないようにしつつ彼女に近寄った。
以下略



18: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:18:38.36 ID:0wYW71OQo
 反撃しようにも私はサイレンサーなんて便利なものを持っていない。
 この人ごみの真っただ中で銃声がするのは明らかにマズイ。どうすべきか。
 とりあえず人の少ないところへ行こう。
 このまま逃げ続けるのは埒があかないし、何より私にもプライドってものがある。
 魔法少女に喧嘩を売ったことを後悔させてやる。
以下略



19: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:19:37.37 ID:0wYW71OQo
女はそれだけ言うと私に向かってウィンクして手近な窓から飛び降りる。
 女がいなくなってからワンテンポ遅れてようやく私は後を追う。
 女が飛び降りた窓からその姿を探す。
 真下、なし。
 そこから視線を正面へと移すがやはりいない。
以下略



20: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:20:41.05 ID:0wYW71OQo





以下略



21: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:21:39.64 ID:0wYW71OQo
 私と夜科アゲハは連れ立って街を歩く。会話はない。
 彼は、私が話をする気がないことに気がついていて話しかけてこないように思える。
 これから遭遇するであろう使い魔のことを考える。大した問題ではなさそうだ。
 黙々と私は歩を進めるが、ふと『PSY』という力のことが気になりだす。
 当然だった。
以下略



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