過去ログ - モバP「夏の上に夏を重ねて」
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22: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:02:58.98 ID:apyY2YgH0

次の月曜日、それは大騒ぎになった。

ちひろさんがネックレスをしている。
これ、どこで買ったの。みなも一斉に食いついた。
以下略



23: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:03:43.80 ID:apyY2YgH0

それから4日後の木曜日、ぼくたちは集まっていた。

アイドル合同ライブの成果が、あまりにも大きかったのだ。
以前話したディレクターや、スタッフのみなを集め、酒の席についた。
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24: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:04:19.85 ID:apyY2YgH0

『はい。お付き合いしている方はいません』

「なら、俺!…俺とか、どうですか」

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25: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:04:46.10 ID:apyY2YgH0

8月20日。

あの日から、ぼくはちひろさんに声をかけるのを躊躇った。
大人げない嫉妬が、ぼくのそれを妨げていた。
以下略



26: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:05:23.44 ID:apyY2YgH0

『仕事も終わりましたし、行きましょうか』

彼女がそういったとき、奥から声が響いた。
社長も仕事を終えていたようだった。
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27: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:05:56.72 ID:apyY2YgH0

『今日、プロデューサーさんを誘うの、すごく勇気がいりました』

『あの先日のお酒の席以降、お話することもなかったので』

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28: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:06:24.26 ID:apyY2YgH0

『ほら。隣のスタッフさんと、楽しそうにお話していたでしょう』

確かにそんなこともあった。
ぼくは、気にも留めていなかった。
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29: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:06:59.74 ID:apyY2YgH0

5日後のデートの約束を取り付けたぼくは、思案していた。

思い違いでなければ、彼女も、ぼくのことを。
ならば、さらに一歩を踏み出すきっかけを作らなければ。
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30: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:07:26.68 ID:apyY2YgH0

8月25日がやってきた。

今日は彼女と並んでウィンドウショッピングをしていた。
時刻は夕方、今は18時を回ったぐらいだ。
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31: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:07:56.14 ID:apyY2YgH0

「ちひろさん。8月31日…夜、開けておいてください」

強い意志を含んだ言葉は、伺うことを知らなかった。
ぼくにとって、これは人生の分岐点なのだ。
以下略



32: ◆auvPFY1.jw[saga]
2013/04/26(金) 15:08:29.63 ID:apyY2YgH0

書き溜めの投下は以上です。
ここからゆっくりと書いていきます。

よろしくお願いします。
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