過去ログ - モバP「夏の上に夏を重ねて」
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42: ◆auvPFY1.jw[saga]
2013/04/27(土) 11:34:01.33 ID:jHXJVv+b0

その後の5日間は、あまりにも忙しなくすぎていった。

以前のライブイベントの成功もあり、仕事が多々舞い込んだ。
アイドルたちも喜び、心から仕事を楽しんでいた。
以下略



43: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:34:31.31 ID:jHXJVv+b0

8月31日。

ぼくは早朝に出社し、ちひろさんと共に仕事を終えた。
…担当アイドルに、先に全てを話しておいた。
以下略



44: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:34:58.33 ID:jHXJVv+b0

喉はからからに乾いていた。

予定時刻に、予約していたレストランへと足を踏み入れた。
窓際の一角。夜景も鮮やかに光を放ち始めている。
以下略



45: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:35:25.36 ID:jHXJVv+b0

『…はい。待っていました』

そうだ。ぼくは、伝えるのだ。
彼女に、ぼくの全ての想いを。
以下略



46: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:36:06.42 ID:jHXJVv+b0

『………』

『……は』

以下略



47: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:36:36.09 ID:jHXJVv+b0

彼女と出会って、2度目の夏が訪れようとしていた。

1年と4ヶ月ほどだろうか。今も変わらぬ関係が続いている。
けれど、彼女の口ぶりは変わらない。今も敬語だ。
以下略



48: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:37:01.64 ID:jHXJVv+b0

ぼくはその種に、知らぬ間に水を撒いていた。

それからは、ぼくはとある企画に精を出していた為、時間がなかった。
あまりにも雑多なぼくのデスクの上には困ってしまう。
以下略



49: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:37:30.08 ID:jHXJVv+b0

「なら…また、今度」

『はい、すみません。誘っていただいて嬉しいです』

以下略



50: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:38:39.65 ID:jHXJVv+b0

ぼくは事の真相を確かめるため、彼女を誘うと決意した。

そんなはずはないだろう。
なぜ、そんなことを言うのだろう。
以下略



51: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/27(土) 11:39:05.52 ID:jHXJVv+b0

それから3日後の金曜日は、彼女は嬉々とした表情で出社した。

ぼくは彼女と出かけたりなどしていない。それは、つまり。
ああ、考えるのはよそう。全ては彼女から。
以下略



52: ◆auvPFY1.jw[saga]
2013/04/27(土) 11:41:06.44 ID:jHXJVv+b0

「最近、よく…先約が」

『…はい』

以下略



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