27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:10:17.37 ID:sFJRaXSc0
言外に、私の居場所はここにしかないという事実を、突きつけられました。
その途端に。
指が震えて、喉が詰まって、変な物でも入ったみたいに、鼻の奥がつーんとした。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:15:34.82 ID:sFJRaXSc0
……その日のうちに、私は電話をかけました。プロデューサーに。
何を話したかは、あまりよく……覚えていないんです。
全部覚えてるって言ったのに、ここだけは、記憶が曖昧で。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:20:11.04 ID:sFJRaXSc0
初めてライブバトルをしたときに、泰葉が俺たちを羨ましそうに見てるなって。
それはすぐに気がついた。
だけどもちろん、そんな理由で移籍なんて決められない。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:25:14.53 ID:sFJRaXSc0
プロダクションが変わったことは、私にとって、単に所属が変わっただけじゃない。
見るもの全てががらりと変わりました。
夢じゃないかと、疑うくらいに。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:30:15.65 ID:sFJRaXSc0
………………………… ◇ …………………………
プロダクションを移籍して、久しぶりに挑んだ、ライブバトル。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:35:27.90 ID:sFJRaXSc0
それから……帰るときになって。
毎度のくせで掲示板に立ち寄る私を、プロデューサーは面白そうに眺めていました。
声をかけてくれればいいのに。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:40:25.05 ID:sFJRaXSc0
「そうだな。どこか寄ってくか?」
「え?」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:45:17.62 ID:sFJRaXSc0
でも、このときは私が、過敏になっていただけでした。
「他のやつらは、泰葉と違って、すぐどっか寄り道したがるんだよ」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:50:27.85 ID:sFJRaXSc0
長いこと、話してしまいました。
お話しできること、他に何か、あったかな……。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 19:55:26.12 ID:sFJRaXSc0
………………………… ◇ …………………………
子どもの頃から芸能界に生きてきた人は、周りと少し違います。
51Res/46.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。