過去ログ - 【オリジナル】夜の住人達
1- 20
17: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 21:35:00.98 ID:bHPUGX+A0

ーーー
 

 「比良坂君、もう上がって良いよ」
以下略



18: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 21:51:09.81 ID:bHPUGX+A0

ーーこの店から二つほど先の交差点で中年男性が死んでいたらしい。ーー死体の頭がぐちゃぐちゃに潰れていたらしい。ーー轢き逃げや交通事故ではないらしい。

『らしい』というのは学校のクラスメイトからの又聞きだからだった。ちょっと気になって家にあった数日分の新聞を読んでみたが地方欄にすらそんな事件らしき記事は確認出来なかった。テレビのニュースも同様だ。

以下略



19: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 22:14:06.22 ID:bHPUGX+A0

突然鞄の中から電子音がした。

それが携帯電話のメール着信音だと気付いた凉一は、確認しようと鞄から携帯電話を取り出そうとしたが、中にあった先週借りたDVDの存在を思い出した。

以下略



20: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/25(火) 22:34:10.63 ID:bHPUGX+A0

ーーー

 無事に返却を済ませて家路を急ぐ凉一は近道になる森林公園の中を突っ切るコースを自転車で走っていた。

以下略



21: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2013/06/25(火) 22:36:44.33 ID:bHPUGX+A0

続く。


22: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 22:35:39.43 ID:UC8JbPa20

街灯の下に数人の人影を見つけた凉一は、異様な雰囲気に自転車を急停止した。

浴衣を羽織った少女を男と女が取り囲んでいた。

以下略



23: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 22:40:49.25 ID:UC8JbPa20

ーーー

 脇腹に食い込んだ恭兵の蹴りが少女の肺から酸素を絞り出していた。

以下略



24: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:18:25.91 ID:UC8JbPa20

自分に覆い被さっている凉一を突き飛ばして少女が立ち上がる。


 「お前は……」
以下略



25:訂正 ◆.g97gKoujg[sage saga]
2013/06/28(金) 23:23:06.45 ID:UC8JbPa20

恭兵は目付き『が』より一層険しくして→恭兵は目付き『を』より一層険しくして


26: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:27:33.90 ID:UC8JbPa20

キリコが少女の方へ視線を戻すとキリコ達と少女の間に長身痩躯の男が立ちはだかっていた。一八四センチメートルの恭兵よりも大きい……一九〇以上はある。

腰まで伸びた黒髪が美女とも見紛う端麗な容姿を際立たせていた。

以下略



27: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:39:35.81 ID:UC8JbPa20

 『キリコ、キョーヘー、ケーサツに通報入たヨ』


キリコの耳に装着していたイヤホンから待機していた仲間からの通信が届いた。この場合は一分以内に退却、所定の合流地点へ向かう手筈になっている。
以下略



141Res/100.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice