22: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 22:35:39.43 ID:UC8JbPa20
街灯の下に数人の人影を見つけた凉一は、異様な雰囲気に自転車を急停止した。
浴衣を羽織った少女を男と女が取り囲んでいた。
23: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 22:40:49.25 ID:UC8JbPa20
ーーー
脇腹に食い込んだ恭兵の蹴りが少女の肺から酸素を絞り出していた。
24: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:18:25.91 ID:UC8JbPa20
自分に覆い被さっている凉一を突き飛ばして少女が立ち上がる。
「お前は……」
25:訂正 ◆.g97gKoujg[sage saga]
2013/06/28(金) 23:23:06.45 ID:UC8JbPa20
恭兵は目付き『が』より一層険しくして→恭兵は目付き『を』より一層険しくして
26: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:27:33.90 ID:UC8JbPa20
キリコが少女の方へ視線を戻すとキリコ達と少女の間に長身痩躯の男が立ちはだかっていた。一八四センチメートルの恭兵よりも大きい……一九〇以上はある。
腰まで伸びた黒髪が美女とも見紛う端麗な容姿を際立たせていた。
27: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 23:39:35.81 ID:UC8JbPa20
『キリコ、キョーヘー、ケーサツに通報入たヨ』
キリコの耳に装着していたイヤホンから待機していた仲間からの通信が届いた。この場合は一分以内に退却、所定の合流地点へ向かう手筈になっている。
28: ◆.g97gKoujg[sage]
2013/06/28(金) 23:40:57.91 ID:UC8JbPa20
続く。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/28(金) 23:55:29.48 ID:17NRqJGAO
期待(ノ゚Д゚)ノ
30: ◆.g97gKoujg[sage]
2013/06/30(日) 23:10:05.85 ID:mP8pxMhw0
レスをくれた方、読んでくれている方々有り難うございます。
31: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/30(日) 23:12:03.67 ID:mP8pxMhw0
キリコは頭の中で状況を整理した。
恭兵は退くつもりはないらしい。完全に頭に血が上っているようだ。確かに月が満ちた夜は人狼の血を引く(四分の一だが)彼の能力を最大限に引き出すだろう……しかし、それは吸血鬼も同様だ。それも貴族種とくれば尚更だろう。
32: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/30(日) 23:17:52.60 ID:mP8pxMhw0
茨木は恭兵の怒りに任せた攻撃をことごとく防ぎ、かわしていく。
「それなりに力を持っているようだが冷静さを欠いては無意味だな」
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