過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:17:44.45 ID:onjTWGp30

「オ……オォォォアアァァァアア!?」

本日二回目の驚愕が、獣の巨人から迸った。
二の腕から広がった業火は、瞬く間に全身へと広がっていく。
以下略



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:22:30.72 ID:onjTWGp30

「――――――」

驚きに思考が停止した獣の巨人が、本能によって動き出そうとする。
生の本能。即ち――この場から逃げる、という選択だ。足を大きく上げて、踏み出そうとした時――地面の下から爆発音が響き、地響きが襲い掛かった。
以下略



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:25:59.22 ID:onjTWGp30

落とし穴に嵌められた獣の巨人は、一重に表すと金縛りにあったように立ち竦んでいた。
まるで蛇に睨まれたカエルのように。

この状況があまりにも理解できないからこそ、陥った現象とでも言うべきだろうか。
以下略



215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:27:40.29 ID:onjTWGp30

「……イミガワカラナイ」

しかし獣の巨人がそれを知ることはない。仮に知ったところで後の祭り。
この世界は残酷で、分かり易いぐらい親切な世界だからだ。
以下略



216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:30:16.63 ID:onjTWGp30

――――


真っ暗な闇。
以下略



217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:31:00.78 ID:onjTWGp30

この世界は残酷かもしれない。この世界は無慈悲かもしれない。この世界は非道かもしれない。
しかし同時に。
この世界は美しくもある。こんなクソみたいな世界でも、大切な輝きを見つけさせてくれたのだ。
だから叫ぶのだろう。己の心は。
以下略



218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:32:13.86 ID:onjTWGp30

――――



以下略



219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:32:43.39 ID:onjTWGp30

「……十分だな」

20秒もあれば巨人を殺すのなど容易い。それも……無力化された巨人なら尚更に。
トリガーを引き絞り、アンカーを射出した。飛ぶ。狙うは今も尚、燃え盛るうなじだ。一撃で決める。綺麗に削ぎ落として、それでお仕舞いだ。
以下略



220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:35:10.00 ID:onjTWGp30

「つまり――悪足掻きだろうが」

鼻を鳴らし、嘲笑った。嗚呼……もはやこの獣の巨人を恐れる必要性は、どこにも感じられない。
兵法?理に叶っている?
以下略



221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/05(月) 23:41:57.52 ID:onjTWGp30
ここまで。お待たせしてすまんね。忙しかった
そして宣言通り獣の巨人との戦いは終了。この結果は打倒か、それともご都合主義かは読み手に委ねるしかないけど
>>1にはこれが限界だった。書ききったけどね

後2回ほどでこのスレも終了予定。ではまた次回で


222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/05(月) 23:49:01.76 ID:Av6QtK+e0
すばらしい・・・ずっと毎日待っていたよ、あなたに公式ノベライズをお願いしたいくらいだ。最後まで楽しみにしています


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