過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
1- 20
110: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/10(水) 21:34:37.47 ID:wYqvCrai0


「……ふ、ふん! ま、まぁ? ――さんがどうしてもと言うなら、このカワイイボクも行ってあげてもいいですよ!」

「お、いいのか?」
以下略



111: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:04:31.62 ID:GwY168de0

「ふぅ……――さん! まだ着かないんですか?」

「そう焦るな。この道を進んでいれば、すぐに着くよ」

以下略



112: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:11:38.84 ID:GwY168de0


「……しょうがないと言えば、それで終わりなんだけどな。もっと融通を利かせられる立場に上がれたら、すぐにでもそうするんだが」

「ふふ、その心配はいりませんよ。何て言ったって、このボクが――さんについているんですからね。
以下略



113: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:13:51.93 ID:GwY168de0

そうしてふと、常々気にかけていた事を幸子に聞いた。


「幸子。最近、学校の方はどうだ? 来年は、もう高校に進級するんだろ?」
以下略



114: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:14:47.17 ID:GwY168de0


「別に、面白い事なんて一つもないぞ? 幸子みたいに、毎日が何かに溢れているという訳でもなく、ただのうのうと過ごしていた。
 そうして、気付いたらこの歳だ。世間では、おじさんに片足を突っ込んでいる年齢らしいけどね」

以下略



115: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:16:29.95 ID:GwY168de0


「あぁ……そうだな、そう言えば、まぁ……一応これは、意識して強制したものだったんだがな」

「へぇ、そうなんですか。まぁ、普通そうだとは思いますけど」
以下略



116: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:17:04.95 ID:GwY168de0

「それで、盛大に振られたよ」

「あぁ、それは――さんらしいですね」

以下略



117: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:28:37.33 ID:GwY168de0

「そうだな。そうだった。そして、私の行動はエスカレートしていたよ。
 その年頃の男が、大人ぶる行動と言えば、何があると思う?」

「お酒ですか? でも、――さん全く飲めないんだって言ってたじゃないですか」
以下略



118: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:41:02.35 ID:GwY168de0

「あぁ……そう言えば、昨日のラジオの感想をまだ言ってなかったな」


わざとらしく、少し声を強めて言う。
以下略



119: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 00:43:53.83 ID:GwY168de0

「まぁ、もし捕まっても面会くらいには行ってあげますよ。ボクは優しいので!」

「期待してるよ。幸子は、優しい子だから」

以下略



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/11(木) 01:18:02.35 ID:XLdjdtjUo
>>112
>私がそう言った後、幸子が小声で「ちゃんと、ね」と呟いた。
>私はそれに気付かず、ただ車を前に進めていた。

一人称視点なのに「気づかなかったこと」が分かるのはなぜ?
以下略



433Res/312.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice