過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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166
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 09:45:05.20 ID:rh9YQKQy0
「何だ」
「みくの事は時々でいいから、それよりも幸子チャンにもっと多く構ってあげた方が、良いと思うにゃ。
以下略
167
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 09:46:59.01 ID:rh9YQKQy0
彼女の姿が見えなくなった途端、体の緊張が弛緩した。
深い溜息が漏れた。
私は何とか気を持ち直し、ラジオのチャンネルを回し、ニュースを流しながら車を走らせた。
以下略
168
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 09:47:39.36 ID:rh9YQKQy0
私は禁忌を犯そうとしている。
だのに、それを止めようとせず助長するような約束をしてしまった。
私は、どうすれば良いのだろう。
以下略
169
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 09:48:25.24 ID:rh9YQKQy0
信号が変わり、前の車が進み始めた。私もそれに続く。
いつの間にかBGMが止み、ラジオからはまた人の声が響いていた。
そしてその声に、私は耳を奪われた。
以下略
170
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:40:12.88 ID:rh9YQKQy0
地響きのような歓声が、もやのかかったこの薄暗い空間に響いていた。
歓声が聞こえる方から誰かの名を呼ぶ声が聞こえる。
そして聞き覚えのある名前が呼ばれた。
以下略
171
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:41:42.31 ID:rh9YQKQy0
「どうした幸子。緊張してるのか?」
以下略
172
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:42:11.96 ID:rh9YQKQy0
「どうした、今みくが呼ばれたんだ。もうそろそろ幸子も名前を呼ばれるぞ?
言いたい事があるなら、今のうちにな」
以下略
173
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:42:48.84 ID:rh9YQKQy0
「こ、こういう時だけそういう風に言って! だ、だから卑怯なんですよ――さんは!」
「……いくらでも誹りなさい。これは、私の本心だよ。まぁ、それだけ怒れるんだ。少しは、元気が出たかい?」
以下略
174
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:43:56.40 ID:rh9YQKQy0
さすがにずっと舞台袖にいる訳にもいかないので、私は関係者席へと移動する事にした。
一般客が入れる最上位の席とはまた違い、遠過ぎず近過ぎず、全体が見れる絶妙な位置にあった。
喧騒に塗れる事も無い。私はへりに立ち、体を手すりに預けてステージを眺めた。
以下略
175
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 10:45:00.77 ID:rh9YQKQy0
「ん、お前か。どうしたんだ、お前のアイドル、まだ名前呼ばれてないだろ。結構後の方のはずだが」
「いやぁそれが……余計な言葉はいらない、ただ、静かに見ていて。私を、魅せてあげるって言われてさ……」
以下略
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