過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」短編集
1- 20
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:21:21.07 ID:OcKQEmd6o
恵美「それ以前に、あれでスイカは割れないわよね」

鈴乃「逆に割れてしまっても食べづらいだろう? 最後に包丁で綺麗に分ければいい」

彼女は、殊の外楽しそうだった。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:21:47.42 ID:OcKQEmd6o
【もしも】

虚ろな空間。
虚ろな意識。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:22:15.68 ID:OcKQEmd6o
恵美「……ねぇ、どうしてそんなに頑ななの?」

返答があった。

――当たり前でしょう。あいつはお父さんを殺した敵よ。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:22:49.90 ID:OcKQEmd6o
真奥「恵美。……大丈夫か、恵美?」

彼の心配気な顔が見える。

辺りを見渡した。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:23:23.19 ID:OcKQEmd6o
彼が怪訝な顔をする。

真奥「何だそれ? なんか大事なことか?」

恵美「別に、ちょっとした遊びよ。深い意味はないわ」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:23:58.80 ID:OcKQEmd6o
二人で眠っている娘の顔を見る。
アラス・ラムス。彼女は私達の事情に関係なく、私達をぱぱ、ままと認識するだろう。
もしも貞夫を嫌っている私と、私を嫌っている貞夫の前に彼女が現れたら――

真奥「……すげぇギスギスした家庭になりそうだなぁ」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:24:53.62 ID:OcKQEmd6o
真奥「なぁ、恵美。好きだ。……多分」

彼が、あまりにも自然にそう言うものだから、反応が遅れた。
数秒してから彼を振り向く。

以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:25:34.24 ID:OcKQEmd6o
顔を離し、驚きに目を見開いている彼に言う。

恵美「ね。……あれ、使わない?」

あれ、とは先日購入した子供用布団である。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:26:05.73 ID:OcKQEmd6o
恵美「いや、それは、あのね、ええとね」

真奥「あ、アラス・ラムス、皆にはしーな、しー、分かったか?」

慌てて、どこまで通じるかも分からない口止めをする貞夫だったが、
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/13(土) 19:28:40.02 ID:OcKQEmd6o
9巻の表紙が素晴らしかったので色々高まって続きです。今度こそ終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございます。


38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 19:43:10.67 ID:y8esvTUE0
乙です!!
原作がある程度進んだら4巻以降もぜひ書いてくださいね!!


42Res/38.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice