過去ログ - ゲームは一日一時間
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38: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:34:42.71 ID:EnRHzSex0

「お前は」には、恐らく立たせた生徒であるから、という意味があるのだろう。

不名誉ながら、美人の記憶に残れただけに、よしとしようと思った。
先生はさり気なくたばこを取り出したので、慌てて僕は止めていた。
以下略



39: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:35:14.75 ID:EnRHzSex0

先生の隣を歩くと、想定通りに、羨望の視線が僕に刺さっていた。

態度であったり、言葉が悪くとも、外見は素晴らしいものがあるからだ。
「お前何やったんだよ」「非行にでも走ったか」と校内で言われていた。
以下略



40: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:35:40.79 ID:EnRHzSex0

「で。何にする。高いもん頼むなよ。教師を敬ってるならな」

「なら、とりあえずシンプルに、ハンバーグセットにするよ」

以下略



41: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:36:08.46 ID:EnRHzSex0

「遅くに申し訳ありません。彼の副担任をしている者ですが」

先生の口から、ここまで丁寧な言葉が飛び出したことに、恐怖していた。
あまりにも失礼だが、ギャップがありすぎる。先ほどの先生は、何処へ。
以下略



42: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:36:35.20 ID:EnRHzSex0

あなたは 幸せ です。




43: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:37:01.22 ID:EnRHzSex0

それからの僕と言えば、テスト勉強に頭を悩ませていた。

幸いなことに、彼女は頭が良かったので、勉強を見てもらえた。
数学に関しては先生がいたが、訪ねると面倒そうな顔をされた。
以下略



44: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:37:37.16 ID:EnRHzSex0

僕が世界のルールを変えたのが、六月上旬。

「一日は一時間」の定義に則れば、かなりの月日が流れてしまった。
もう既に夏も終わり、冬も、最後の方に突入してしまう事となった。
以下略



45: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:38:07.93 ID:EnRHzSex0

「先生。おはようございます。わたしは、先生の授業、好きですけれど」

そう答えたのは彼女だった。そして先生も、かなり生徒に馴染んできている。
その大雑把な性格と、嘘を吐かない素直さが、生徒の評判を呼んでいたのだ。
以下略



46: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:41:24.79 ID:EnRHzSex0

>>44 修正です。

☓ 朝の朝礼と、最後の終礼で、合計一時間。そして、各授業で一時間ずつ。
○ 最初の挨拶と、最後の終礼で合計一時間。そして、各授業で一時間ずつ。
以下略



47: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:42:00.69 ID:EnRHzSex0

「昨日、数々の名曲を生み出していた、作曲家の―――――」

ようやく訪れた、とある休日の朝のことだった。今日は一日朝だ。
「あの作曲家が、亡くなっちゃったんだって」と母が僕に言った。
以下略



48: ◆tSiWM5GIyDZg[saga]
2013/07/14(日) 18:42:35.19 ID:EnRHzSex0

「先生。こんばんは」

「おう。こんばんは」

以下略



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