102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:25:36.49 ID:rx+TYTNro
ミーナ「こ、これ、やってくれたの?」
ジャン「ついでだ。オレの資料探すのに一度並べなおした方が都合良かったしよ」
ミーナ「あ……ありがとう」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:31:24.89 ID:rx+TYTNro
ミーナ「うそ、な、なんで!?」
ジャン「決まってんだろ、誰かが明かりを消しやがったんだ……!
オイ!! まだ中に居るぞ!! 明かりを点けてくれ! オイ!!」
104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:37:41.40 ID:rx+TYTNro
ジャン「ちっ……! オイ、ミーナ。お前はそこに居ろ……」
ミーナ「えっ! ど、どこに行くの!?」
ジャン「外に出て明かりを点けてくる……ちと危ねぇが壁を伝えばなんとかなるだろ」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:42:31.27 ID:rx+TYTNro
ジャン「っざけんなよクソ!」
ジャンは大声で悪態をつき、扉を思い切り殴った。
その音に反応し、部屋の奥からミーナが慌てて声をかける。
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:47:39.39 ID:rx+TYTNro
……が、どうもそういうわけにはいかないらしい。
部屋の奥の方から何か聞こえる。
何かがこちらに這いよるような音と、そして声がジャンの耳に届いた。
ミーナ「ジャン……どこ? ね、ねぇ、そっちに居るんだよね……?」
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:53:25.26 ID:rx+TYTNro
ジャン「オイ、大体どの辺に居るんだ」
ミーナ「こ、ここだよ。座ってる……」
ジャン「座ってんのか……どこだ、もうすぐのはずなんだが……」
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 20:59:14.91 ID:rx+TYTNro
ミーナの位置を確認し、ジャンは恐らくミーナの隣と思われる位置に壁を背にして座り込む。
ミーナ「これから……どうしたら良いのかな」
ジャン「誰かが来るまで待つしかねぇだろ。最悪、明日の朝までな」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:03:43.56 ID:rx+TYTNro
ジャン「…………」
ミーナ「…………」
ジャン「…………」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:09:25.23 ID:rx+TYTNro
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沈黙が2人を包んでからどれくらい経っただろうか。
もうそれなりに遅い時間のはずだが、まだ誰かが探しに来る気配はない。
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:16:23.89 ID:rx+TYTNro
しかし何故反応がないのか。
ジャンの姿を目で確認できないかと、ミーナはジャンの居る方向に少し顔を近付けて目をこらす。
が、やはり真っ暗で何も見えない。
ただ、目では何の情報も得られなかった代わりに耳でジャンの状態を知ることができた。
深く長い呼吸音。
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:23:04.11 ID:rx+TYTNro
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ジャン「……ん……?」
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