842:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 22:59:08.90 ID:8/j3DU9wo
<BBQ>
843:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 22:59:40.99 ID:8/j3DU9wo
「思ってたよりうまくいってるよ。おまえのおかげな」
ここまで好青年のようにお兄さんと妹ちゃんに愛想を振りまいていたお兄ちゃんは、最
近よく家で見せるようになった何を考えているのかわからない無表情な顔に戻っていた。
844:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:00:51.12 ID:8/j3DU9wo
あたしはこれまで座席を決めるのはシャッフルに従うのだと妹ちゃんにもお兄ちゃんに
も強弁してきた手前、今さらその原則を崩すわけにはいかなかった。
「うん。じゃあ、本日最後のシャッフルです」
845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:01:22.56 ID:8/j3DU9wo
<こういう組み合わせなんだ>
846:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:02:01.90 ID:8/j3DU9wo
そんなに広い庭ではなかったから妹ちゃんの意図に気がつくことは難しいことではなか
った。何がトイレよ。お兄さんと仲良くすることはしかたない。なんと言っても二人は家
族なのだから。でもそれをトイレとかって誤魔化してお兄さんに擦り寄るのは卑怯だ。お
兄ちゃんの行動とどっちが卑怯なのかと思えるほどに、あたしは妹ちゃんの行動に憤った。
847:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:02:50.94 ID:8/j3DU9wo
「こういう組み合わせなんだ」
「組み合わせって?」
848:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:03:28.24 ID:8/j3DU9wo
<夜明け前>
849:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:06:22.74 ID:8/j3DU9wo
「何か意外です」
「意外って何が?」
850:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:07:37.51 ID:8/j3DU9wo
「あ、あの」
「どうした」
851:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:09:17.64 ID:8/j3DU9wo
「見られてたのか」
「はい。お兄ちゃんが見てなくて本当によかった」
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