過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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384:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 11:17:47.33 ID:MEqTFlGWo
驚くポイントそこかよwwwwwwww


385:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:23:59.49 ID:4zbhAxRHo



 それからすぐに部長は屋上を後にした。
 俺はそのあとも少しだけ彼女が現れないかと待っていたけれど、やっぱり来てくれなかった。
以下略



386:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:24:29.61 ID:4zbhAxRHo

 雨脚は更に強まっていた。大粒の雨が痛いほどの勢いで地面にぶつかり、跳ねかえった飛沫が視界を悪くした。
 こういうときに限って気になるのは鞄の中身が無事かどうかだけだったりする。

 ほとんどやけみたいな気持ちで家路を急ぎつつも、そういえば慌てて帰る理由もそんなにはないよなあと考えた。
以下略



387:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:25:04.93 ID:4zbhAxRHo

「すごい雨だね」

「うん。参ったよ」

以下略



388:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:25:37.72 ID:4zbhAxRHo

「ご飯なに?」

 と、そのままの姿勢で訊ねた。

以下略



389:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:26:18.86 ID:4zbhAxRHo

「うん」

 と言いながら、俺は左手でも同じように妹の頬をつねってみた。

以下略



390:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:27:07.93 ID:4zbhAxRHo

 風呂をあがって着替えを終えた頃には夕飯の準備は済んでいたらしかった。
 従妹はリビングのソファで気持ちよさそうに眠っていた。
 
 こういう姿を見せられると、居候のくせに、などと心にもないことを言ってからかいたくなってくる。
以下略



391:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:27:34.10 ID:4zbhAxRHo

 俺はソファで横になる従妹の表情をぼんやりと観察してみた。
 子供みたいな顔で眠る奴だ。毒気もない。
 
 それにしたって、似たような遺伝子の持ち主のはずなのに、妹といい従妹といい、俺とはなんでこうも顔のつくりが違うんだろう。
以下略



392:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:28:27.09 ID:4zbhAxRHo

「勝手な奴め」

 拗ねるような気持ちで呟いたとき、従妹の唇がかすかに動いて、鼻からふっと息が漏れた。
 そして、何事もなかったかのように、また落ち着いた呼吸に戻る。
以下略



393:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:29:11.55 ID:4zbhAxRHo

 気恥ずかしい気持ちを怒りでごまかす。従妹はこほんと咳払いをした。

「……いや、寝てるところを傍でじろじろ眺めてる人がいたら、目を開けるタイミングに迷うというか、ね?」

以下略



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