過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 08:28:19.44 ID:VudSAioMo
おっつん


493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 09:22:54.46 ID:q6zZKcpQO



494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 18:56:03.15 ID:1PtdhOx8o



 結局、土日は何もせずに過ごし、だらだらと時間だけが流れた。
 そういう日がときどきある。たぶんそう悪いことでもない。
以下略



495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 18:58:20.39 ID:1PtdhOx8o

 屋上には、案の定誰もいなかった。
 真上に灰色の空が覆いかぶさっている。雨が降り出しそうな気配があった。
 
 俺は屋上の中央に立って、辺りの様子を見回してみた。
以下略



496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:00:08.13 ID:1PtdhOx8o



 昼休みと放課後にも屋上に行ったけれど、結局は徒労に終わった。

以下略



497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:00:52.05 ID:1PtdhOx8o

「どうして急に書けなくなったんだろうね?」

「原因に関してはともかく、さすがにこのままだと間に合いそうにないです」

以下略



498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:02:17.33 ID:1PtdhOx8o

「う、ん……」

 部長は指先でシャープペンを弄びながら唸り声をあげる。
 その仕草はいつになく真剣そうに見えたのに、どこか子供らしい愛嬌があった。
以下略



499:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:03:19.80 ID:1PtdhOx8o

「じゃあさ、結末を変えちゃえば?」

 部長のその声に驚いて、俺は彼女の表情を凝視していた自分に気が付いた。
 性欲。
以下略



500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:04:11.96 ID:1PtdhOx8o

 部長の指先がシャープペンをノックしている。カチカチという音が断続的に繰り返される。
 
「でも?」と彼女は首を傾げた。

以下略



501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:05:19.06 ID:1PtdhOx8o

「まあともかく、人が死ぬのはナシなんだ?」

「ナシです。突然の病気や事故なんかだと最悪ですね。正直、そういう話は読んでても『それはナシだろ』って思う。
 そりゃ、現実でだって予兆や前触れなんてなく、突然人は死ぬものだって、理屈は分かるんですけど……。
以下略



502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 19:06:19.51 ID:1PtdhOx8o

 部長はしばらく俺の言葉を反芻するように黙り込み、何かを考えているようだった。
 その仕草は小動物的で、やっぱりどこか愛らしかった。

 そして不意に、悪戯っぽい微笑をたたえて、
以下略



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