過去ログ - 吸血少女と待つ夜明け
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 14:12:58.01 ID:H5xsxe7ro

 二千円?
 こういったことの相場なんて知るはずもないが、
そんな僕だってその額がおかしいことぐらいは分かる。
「お得でしょ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 14:13:50.85 ID:H5xsxe7ro

 と。
 何かが軽く背中にぶつかった。
 驚いて見下ろすと、身体に細い腕が回されている。
 少女に抱きしめられていた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 14:14:27.46 ID:H5xsxe7ro

 くらくらして、ほとんど気を失ったような状態になった。
 彼女に導かれてベッドに倒れ込んだことだけは分かった。
 僕の下半身に顔をうずめる彼女に、はっきりとしない意識の中で訊ねた。
「君は、一体なんなんだよ……」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/25(日) 14:14:55.99 ID:H5xsxe7ro
続きます


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/25(日) 17:01:50.40 ID:ZzH7WTYi0
これは期待


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 19:51:48.77 ID:H5xsxe7ro

……

 目を覚まして最初に見えたのは、ホテルのそれなりに広い天井……ではなかった。
 安アパートのひどく狭苦しい、薄汚れたそれだ。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 19:52:28.07 ID:H5xsxe7ro

 枕元に放っていた安物の腕時計に目をやる。
 出勤時間まではまだ余裕があるが、そろそろ起きなければ支度が間に合わない。
 こわばった身体をおもむろに布団から引きはがした。

以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 19:53:50.72 ID:H5xsxe7ro

 電車がアルバイト先の最寄り駅に着く。
 そこから徒歩で移動する。
 昨日の脇道を逆方向に歩いていた。

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 19:54:30.74 ID:H5xsxe7ro

 昨日と同じ夜八時。
 僕は徘徊者よろしくあのホテルの前を行ったり来たりしていた。

 例のごとく暗闇があちこちにはびこる狭い道路。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/25(日) 19:55:02.85 ID:H5xsxe7ro

「何やってるの?」
 彼女はさほど興味もなさそうに訊いてきた。
 僕は慌てて弁解しようとして、しどろもどろに無意味な言葉を重ねた。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/25(日) 19:55:37.16 ID:H5xsxe7ro
今日はここまで
続きます


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