6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:43:27.55 ID:InD/KiKc0
「いらっしゃいませ」
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2013/09/01(日) 07:45:20.44 ID:InD/KiKc0
「はい、かしこまりました」
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2013/09/01(日) 07:46:17.49 ID:InD/KiKc0
スプーンを取り、スープだけを啜る。
とても優しい味。塩分はきつくなく酸味も感じない。舌に広がるのは、甘みのようなコクだ。
じんわりと沁みいるような、それでいて奥をもっと知りたくなるような味。
思はず綻んでしまうような、本当に優しいシチューだった。
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2013/09/01(日) 07:48:34.36 ID:InD/KiKc0
まずはお肉。スプーンで一つ取り上げる。
肉の表面はほろほろとして、見ただけで柔らかいお肉なのだと分かる。
そして中からちょっとだけ、テカテカとした液体が漏れ出ていた。肉汁だ。
旨みをぎらつかせるように、とろとろとした肉汁が溢れている。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:49:40.81 ID:InD/KiKc0
「次は……これね」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:50:15.31 ID:InD/KiKc0
パンにつけて食べるのも、中々良い食べ方だと思う。
そして、それに合うのはこういう固いバゲット等のパンだ。
頑固なまでに固かったその身を、シチューという相棒を得て柔らかくなって、味を持つ。
何だか、私と彼のような……このパンとシチューの関係も、そんな関係なのかも知れない。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:50:58.19 ID:InD/KiKc0
「すいません、やきそばおねがいします」
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2013/09/01(日) 07:51:42.44 ID:InD/KiKc0
「はい、お待たせいたしました」
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2013/09/01(日) 07:52:27.76 ID:InD/KiKc0
「すいません」
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2013/09/01(日) 07:53:15.38 ID:InD/KiKc0
「……不躾な質問ですが」
「ふふっ、あれはね。ナンプラーを使ってるの」
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2013/09/01(日) 07:54:10.73 ID:InD/KiKc0
「おいおい、お客さんからかってはダメだよ。すみません、お喋りでして……」
「良いじゃない。応援してあげるくらい」
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