過去ログ - 【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】
1- 20
978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:40:09.21 ID:BVhJwVsq0

男子1番 相葉優人
(あいば・ゆうと) 女子1番 朝比奈紗羅
(あさひな・さら)
男子2番 芥川雅哉
以下略



979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:40:45.17 ID:BVhJwVsq0
池ノ坊奨(M04) 田中顕昌(M11) 平野南海(F14) 松栄錬(M09) 朝比奈紗羅(F01) 芳野利央(M19)
佐伯華那(F07) 広瀬邑子(F15) 雨宮悠希(M03) 蓮井未久(F14) 真壁瑠衣斗(M16) 室町古都美(F18)
上野原咲良(F02) 城ヶ崎麗(M10) 財前永佳(F06) 如月梨杏(F04) 山本真子(F19) 春川英隆(M14)
榊原賢吾(M07) 鷹城雪美(F09) 阪本遼子(F08) 相葉優人(M01) 木戸健太(M06) 日比野迅(M15)
高須撫子(F10) 小石川葉瑠(F05) 横山圭(M18) 望月卓也(M17) 鳴神もみじ(F12) 宍貝雄大(M08)
以下略



980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:41:19.66 ID:BVhJwVsq0
『夢を見てたよ濃い恋する夢 何でも上がってく Yeah?♪
 おはよー、ライドやでー。
 みんな、夢見たりしてへん? はよ起きなあかんでー?』

何やら明るく激しい音楽が鳴ったかと思うと20秒程でぷっつりと途切れ、自分に酔っているように歌っていたライド(担当教官)は我に返ったかのようにテンションを落として喋り始めた。
以下略



981:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:41:53.50 ID:BVhJwVsq0
どうしてこんなものに巻き込まれなければならなかったのか。
今更考えてもどうしようもないのだけれど、卓也はずっと頭を抱えそればかりを考え、英隆が何事かを話しかけてきても気付きもしなかった。

『えー、ほんなら、これから第一回定時放送を始めまーす。
 …あら、なんかこうさ、ライブみたいにさ、『イエーイ!』みたいな反応ないん?
以下略



982:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:42:33.88 ID:BVhJwVsq0
『それから、禁止エリアを発表するから、ちゃんとメモとりや?
 今から1時間後の午前7時、E=08エリア。
 午前9時、C=04エリア。
 午前11時、I=01エリア…はこれ海やから関係ないか。
 コンピューターがランダムで決めてるから、海だけのエリアが出ることもあんねん。
以下略



983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:43:29.17 ID:BVhJwVsq0
榊原賢吾(男子七番)は目の前で斃れた池ノ坊奨(男子四番)から、先程奨の首から抜いた刀から滴る血液へと視線を移した。
これで、3人目だ。
最初に殺害した川原龍輝(男子五番)もチームメイトの女の子を護ろうとしていたな、とふと思い出し、ずきりと胸が痛んだ。

「奨…くん…奨くん…奨くん、奨くん奨くん奨くん…ッ!!
以下略



984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:43:56.52 ID:BVhJwVsq0
賢吾や雪美と同じクラスに、上野原咲良も在籍していた。
中等部から帝東に入った賢吾には、咲良は少し――いやかなり可愛らしい子だな、という程度の認識しかなかったのだが、初等部から帝東にいた男子に日々囲まれ、教室の外からも様々な男子から声を掛けられているのを見て、相当に人気のある子なのだということがわかった(「ああ、榊原は初等部の頃のこと知らないよね。咲良サンは帝東のマドンナなんだよー、ファンクラブみたいなのもあるみたいだし?」とヘラヘラとした笑顔を浮かべて教えてくれたのは、こちらも3年連続クラスメイトになる相葉優人(男子一番)だったような気がする)。
それだけ男子から持て囃されれば女子には嫌われるのではないかと思ったが、見ている限りではそのようなこともなかった。
基本的には女子と一緒に行動しているし、本人がいない場でも悪口のようなものを聞いたことが無かった。
控えめで気取ったところが無くて、いつも穏やかな笑顔を絶やさなくて、周りへの気遣いを怠らなくて――見れば見る程完璧な子だと思った。
以下略



985:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:44:39.99 ID:BVhJwVsq0
「えっと、あの…あたし…」
「いーじゃん、ね、せっかくだしちょっとワックとか行こうよ、ね!」

先輩の一人が咲良の腕を掴んだ。
恐らく今初めて話をしたであろう相手の腕を掴むだなんて失礼な奴だ、しかも賢吾をいないものとして話をしているのも腹が立つ。
以下略



986:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:45:41.37 ID:BVhJwVsq0
「最初は上野原さんを殺してほしいってお願いしてたのよ。
 池ノ坊くんに身体を張って女の子を護るような度胸があるなんて思わなかったわ。
 ふふっ、すごいすごい」

雪美は笑顔のまま、パンパンとわざとらしい拍手をした。
以下略



987:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:46:07.23 ID:BVhJwVsq0
面と向かって『殺したい程に大嫌い』と言われた咲良は呆然とした表情を浮かべ、身体と声を震わせながら訊いた。
雪美は、笑顔を崩さず、むしろ満面の笑みを浮かべて答えた。

「あらいやだわ、大嫌いなあなたにわざわざそんな理由言うわけないじゃない。
 とにかくあたしはあなたに死んでほしかったのよ。
以下略



988:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 06:46:45.52 ID:BVhJwVsq0
賢吾は目を見開いた。
瑠衣斗に振り下ろしたはずの刀に、咲良がしがみ付いていた。
教室で銃弾を受けそうになった麗を護った時と同じように、瑠衣斗を突き飛ばして刀の軌道から逸らし、自身が刀を受け止めたのだ。
刀が何かに刺さったような感触は無かった、しかし咲良の下にはぽつぽつと血液が滴り地面に染みを作っていた。

以下略



1002Res/668.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice