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2013/11/20(水) 20:17:43.30 ID:QNqxVs210
…………。
スタンドライトの電源を切ると、今日一日という日が落ちる。
風呂上りで心地よく温まった体が毛布に包まれて、意識が落ちていく。
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2013/11/20(水) 20:18:36.56 ID:QNqxVs210
…………。
寝ぼけた頭が揺り動かされる。肩を掴まれてゆらゆらと。
働いていない脳みそに起床をうながす声が届く。
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2013/11/20(水) 20:20:07.82 ID:QNqxVs210
木目調のテーブルの上には軽くつまめるような朝食が並んでいる。
カップを手に取り、コーヒーをすする。体が目覚めていくように苦みが染みわたる。
なんとなくつけられたテレビの中では誰かが胴上げされていた。
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2013/11/20(水) 20:20:55.10 ID:QNqxVs210
…………。
石焼き芋売りの声が、開け放ってある窓から小さく聞こえた。
秋の昼過ぎ、手持ち無沙汰で眠くなる時間。トラブルも火急の案件もないのでのんびりとした時間が流れている。
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2013/11/20(水) 20:21:29.41 ID:QNqxVs210
雑多になりつつあるデスクにカラフルな封筒が置かれる。
ニコニコと、開けて開けてと書いてある笑顔を見ると姉弟だなと思う。
P「開けていい?」
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2013/11/20(水) 20:22:18.69 ID:QNqxVs210
P「ってなわけで頼む」
¶「いやっす」
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2013/11/20(水) 20:23:17.26 ID:QNqxVs210
…………。
P「ってなわけで明日休み」
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2013/11/20(水) 20:23:56.05 ID:QNqxVs210
結局、彼女は午前だけ事務所に顔を出して、12時に待ち合わせをしてお昼を食べて、その後映画を見よう。ということになった。
スーツ姿の律子を連れてのデートも悪くないな。
そんな事を思い浮かべながら、今日という日が過ぎていく。
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2013/11/20(水) 20:25:04.97 ID:QNqxVs210
朝、やけに寒いなと思いながら起きると既に隣はもぬけの殻になっていた。
時計を見ると既に9時を回っている。もう高い位置にある太陽が部屋を照らしていた。
P「起こしてくれりゃいいのに」
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2013/11/20(水) 20:25:53.86 ID:QNqxVs210
…………。
木々が後方に飛ぶように過ぎ去る。
助手席に投げられたスマホのスピーカーから響の困惑と涙をこらえるような、助けを求める声が響く。
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2013/11/20(水) 20:26:42.51 ID:QNqxVs210
¶「すいません、俺も連絡受けてきたんですけどどうしていいのか分からなくて」
P「アイドルを守ってくれただけで十分だよ。状況は電話の通り?」
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