13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:40:44.85 ID:j4MC2eqco
「ぁ、あの」
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2013/12/01(日) 19:41:20.49 ID:j4MC2eqco
「何かしら」
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2013/12/01(日) 19:42:13.17 ID:j4MC2eqco
どもりながらも最後まで言葉を口にした彼女。
自信なさげに手元を小さくこねくり回しているのが、何とも言えず彼女らしい。
また、その後ろで美樹さやかが、何とも言い難い表情をしているのに気付いて、少しおかしくなってしまう。
思わず口元が綻んでしまい、自覚して目線を下に落としながら、唇を開く。
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2013/12/01(日) 19:43:29.70 ID:j4MC2eqco
そのお昼休み、学校の屋上で、だらりと手を投げ出す美樹さやかに佐倉杏子、それを呆れ半分で見ている巴マミと、まどか。
そんな四人を私は、遥か高く聳え立つ鉄塔の上から覗き見ていた。
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2013/12/01(日) 19:44:07.94 ID:j4MC2eqco
四人の他愛ない会話が、ぶつりぶつりと聞こえてくる。
それを邪魔する風と、強烈な直射日光も、大した問題ではない。
世界の外にある太陽は、とてもゆっくりと動いている。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:44:35.35 ID:j4MC2eqco
『あ、うん……お昼ごはん。一緒にって誘ってみたんだけど、断られちゃった』
『あいつ、前からずっとそうだよ。あたしが誘ったこともあるけど、だめだったし』
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2013/12/01(日) 19:45:06.08 ID:j4MC2eqco
『うん、なんか……上手く言えないんだけど、なんていうか、ほむらちゃん、すごいんだけど』
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2013/12/01(日) 19:45:38.19 ID:j4MC2eqco
『鹿目さん、優しいのね』
『わたしも転校してきて色々不安だったけど……最初に声かけてくれたの、ほむらちゃんだったんです』
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2013/12/01(日) 19:46:06.17 ID:pMSVsukAO
期待
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:46:29.57 ID:j4MC2eqco
「こんな所で、何をしているのです?」
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2013/12/01(日) 19:47:19.29 ID:j4MC2eqco
「お勤め御苦労様。目に見える範囲に魔獣はいないから、お昼休みが終わる前に戻りなさい」
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