過去ログ - 千早「オシロイバナ」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:14:13.35 ID:7uDsyhBso
そんな私たちに転機を持ち込んでくれたのは、意外にも律子だった。

「おはよう、千早ちゃん」

「おはようござ……えっ?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:16:48.32 ID:7uDsyhBso
どうして何の相談もしてくれなかったんですか! 竜宮小町のことも! 髪を切ることも! 1人で悩んで1人で決めて! 私には話す必要も無いってことですか! 私じゃあずささんを支えてあげることは出来ないってことですか! 信頼は無いんですか! 私は貴女の力になりたいんです! 私は貴女の全てを知りたいんです! 私は貴女を愛しているんです! こんなに苦しいほどに! あずささん! あずささん! あずささん!

苦しい。愛が溢れて。憎しみが湧いて。怒りに焼かれて。あずささんへのも、私へのも、全部全部混ぜ合わさって、重く沈みこんで、呼吸が止まりそうで、心臓が焼けてしまいそうで。息を吐こうとするたびに思いが口から零れだしそうで、長く燻れば燻ぶるほどに不満が飛び出してしまいそうで。

だから、私はあずささんを押し倒した。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:19:51.89 ID:7uDsyhBso
その一言、その一動作、ただそれだけで、私の心の中で騒ついていた感情の濁流がストンと何処かへ落ちていった。

残ったのは、何も無い白い箱一つ。

すっきりしたような、空虚だけが残ってしまったようでいて、安心したような、深い悲しみに落ちてしまったようでもあった。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:22:19.09 ID:7uDsyhBso
ダメだ。溢れる。

空っぽになった胸腔にあずささんへの愛が注がれ、耐えた涙も、貯めた想いも全部が溢れ出てしまいそうだ。

良いと思ったのに。終わって良いと思ったのに。そんなことを言われたら、私は抑えられない。注ぎ口を。全部を押し流してしまう川の流れを。自分の言葉を。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:25:47.13 ID:7uDsyhBso

「ごめんなさい」

まだ少し鼻声だ。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:29:07.27 ID:7uDsyhBso
「あずささん、聞いてもいいですか?」

「なぁに?」

「どうして私を好きなったんですか? あなたに自分の想いを暴力的にぶつけることしかしなかったこんな私を……」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:33:30.40 ID:7uDsyhBso
「本当よ。確かめてみる?」

耳元で声が囁く。呼吸が肌をくすぐる。心臓が早い。

「確かめてって……」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:38:27.70 ID:7uDsyhBso
終わり。次は明るい亜美真美を誰か書いてくれ


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/02(月) 23:39:09.31 ID:crVgWyjFo
野暮なこというと千早はあずささんの歌を聴いて765入り決めたんじゃなかった?


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/02(月) 23:49:33.32 ID:7uDsyhBso
>>18
まじか。無知が恥ずかしい。出家してくる


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/03(火) 00:09:20.40 ID:PrDmT+XI0
明日ってか今日も頑張れそうだ乙


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