過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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2013/12/22(日) 20:03:46.48 ID:HqZl913Bo
「……さてと」
残っていた紅茶を飲み干した少年は、一段落付ける様に、少し強い声を出し
「そろそろ出るか?」
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2013/12/22(日) 20:04:25.84 ID:HqZl913Bo
その言葉と共に二人は椅子から立ち上がり、サクサクっと会計を済まし…… とはいかなかった
そう
片方は、何枚かの招待券を持ったお人好しの少年で
以下略
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2013/12/22(日) 20:04:57.13 ID:HqZl913Bo
「殿方、本日はご馳走さまでした」
Momijiを出た少女は、そう言って、頭を下げる
一方、言われた側の少年は
以下略
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2013/12/22(日) 20:05:29.55 ID:HqZl913Bo
「……いえ」
少女も話題の転換に乗っかるものの
「どうやらテレポーテーションして行かないと、遅れてしまいそうなので」
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2013/12/22(日) 20:06:11.36 ID:HqZl913Bo
「いや…… 憶えてるけど……」
「奥ゆかしい上条さんとしては、本気にしちゃって良いのかという葛藤が有りまして……」
困った様に空笑いを浮かべながら、少年はそんな事を口にした
以下略
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2013/12/22(日) 20:07:21.20 ID:HqZl913Bo
それから10秒程少年も少女も、その心地良い空気に浸っていたのだが、少年がある事に気付き声を上げる
「って、休憩時間大丈夫なのか?」
「……あ、そういえば」
以下略
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2013/12/22(日) 20:08:04.09 ID:HqZl913Bo
無事風紀委員詰め所まで辿り着き、そして無事職務を終え
学生寮自室まで戻って来た少女を待ち受けていた物は
巨大なミノムシ……では無く、布団に包まり体を丸めた少女、御坂美琴であった
以下略
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2013/12/22(日) 20:09:31.45 ID:HqZl913Bo
とはいえ、少女が、グロッキー状態の"お姉様"を何時までも指を咥えて見ている筈も無く
「えっと、何処か、具合が悪いんですの? お姉様」
と、気を取り直し声を掛ける
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2013/12/22(日) 20:10:52.28 ID:HqZl913Bo
そんな普段とはかけ離れた御坂美琴の姿を見詰め
「ふぅ……」
と、少女も小さく息を吐く
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2013/12/22(日) 20:12:06.49 ID:HqZl913Bo
「ごめんね、クリスマスなのに、こんなで……」
「……誰にでもそんな時が在りますわ。私は勿論、お姉様にだって、必ず」
「完璧な人間なんて、いるはずがありませんもの」
以下略
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