過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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74: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 12:46:03.04 ID:cEpVmsRzo
キュゥべえが私から目を離し、ベベの方を見遣った。
私もつられてキュゥべえの顔からべべに目線を移す。

動かないべべ。瞼のない目。
眠っているのか起きているのか、見ただけではわからない。
以下略



75: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 12:53:22.54 ID:cEpVmsRzo
でも失敗したら、どうせ何をしたって後悔するだろう。
そんなことをしても損にしかならない。

魔獣が落とすグリーフシードには限りがある。
一定間隔で一定量決まって得られるものでもない。
以下略



76: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 12:55:28.51 ID:cEpVmsRzo


「だからべべは生きてはいないんだってば。
 キミは戦いのときに生成したマスケット銃を生きているとは考えないだろう?
 それとベベの構造は基本的に同じなんだよ。
以下略



77: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 12:57:20.53 ID:cEpVmsRzo


「ボクにはそういう心の機微はよくわからない。
 けれどべべ本人だってきっと、どうせ助からない自分よりも、
 マミ自身を真摯に扱って欲しいと思ってるんじゃないかな?」
以下略



78: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 13:05:18.90 ID:cEpVmsRzo
〜☆


焦る私を尻目にして、一瞬でも長く繋ぎ止めたい時間は、
歩みを少しも緩めず彼方に去っていく。
以下略



79: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 13:09:29.77 ID:cEpVmsRzo
しかもそれ以前にベベは、私たち人間とは自我の在り方が違う。
より脆弱なその自我は、体との結びつきが解けた時点でおそらく消滅する。
キュゥべえと契約して魔法少女になる、なんて選択肢も存在しない。

あくまで全て、キュゥべえが語ったことに過ぎないにしても、状況は絶望的だった。
以下略



80: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 13:13:08.54 ID:cEpVmsRzo
今のべべの状態は凄く安定している。
でも、それだけにはっきりとわかってしまう。
これでは焼け石に水、何も根本的な解決にはなっていない。

時間が経って補充した魔力が切れれば、また状態は悪化する。
以下略



81: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 13:14:47.15 ID:cEpVmsRzo


――わざと、誰かが魔獣にある程度感情を吸われるのを待ってから、魔獣を倒す?


以下略



82: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/01/29(水) 13:16:28.91 ID:cEpVmsRzo
壁にかかった、ベベの描いてくれた私の似顔絵が、こっちを見て微笑んでいる。

べべは幻でも、私が用意した偽の友達でもない。
私にとってかけがえのない本当の友だち。

以下略



83: ◆2DegdJBwqI[sage]
2014/01/29(水) 13:17:31.98 ID:cEpVmsRzo
今日はここまで また現実逃避更新

長い長いマミさん葛藤パート
こんだけ書いても今回ベベ一言もしゃべってないね、ごめんね

以下略



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