過去ログ - ことり「信じる、君だから」
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1: ◆MHu1WMSwlGL0[sage saga]
2014/01/19(日) 00:52:46.68 ID:poWizMOlo
チュンチュン。

目覚ましの代わりに小鳥の鳴き声で起きられるようになった今日この頃。
夏冬構わず気持ちの良いお布団の中もぐり、最大級のため息をつく。
昨日は衣装作りも少し早めに終わらせ、かなり早めに寝たはずなのに身体が受けた満足感が少なすぎる。
温もりの塊とも言えるお布団から起き上がると、脳が「やめろ!もっと寝ないと死んでしまうぞ!」と警告を出している。
そんな警告に逆らい、まだ少しうとうとする目を擦り、布団から足を出しスリッパを履く。
音ノ木坂の制服を着て、歯を磨いたり髪をとかしたり。
朝ごはんを食べながら朝の星占いコーナーを見る。
乙女座のことりは生憎最下位で。
ついてないなぁ…と心の中で思いながら最後の一口を食べる。
鞄の中を見て忘れ物がないか確認して、今日も海未ちゃんが既に待ってるのかなぁ…なんて思いながら。

ことり「よしっ」

靴に履き替えて、勢いよくドアを開ける。

ことり「行ってきます!」

真夏日、快晴、快調。

いつも通りの景色だ。


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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/19(日) 01:01:08.01 ID:poWizMOlo

※注意点

笑えはしないがそんなシリアスでもない絶妙なSSです。

以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:01:56.05 ID:poWizMOlo
海未「おはようございます、ことり」

軽く微笑み挨拶する海未ちゃんに「おはよう」と返す。
周りは道路や一般の通学路から少し離れてい騒音が少ない分、?の声が盛大に鳴り響いていた。
気持ち悪いほどの暑さに?の声、まさに『夏』としか言い様がない中
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:04:15.70 ID:poWizMOlo

ギャーギャーふざけ合って、教室に着き、海未ちゃんの長々としたお勉強会が始まる。
海未ちゃんの教え方上手なのにどうして穂乃果ちゃんは覚えないんだろうな……
この間なんか「あの先生は宇宙人か何かかな?何言ってるか全然わかんない」なんて言ってたっけ。
本当、一緒に居て飽きないなぁ穂乃果ちゃんは
以下略



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2014/01/19(日) 01:05:32.36 ID:poWizMOlo

窓の外を見て、明るさの中に仄かに凛々しさが混じった声の主を特定した。
絵里ちゃんだ。
登校してくる生徒一人一人にきちんと挨拶をしている。
風紀委員の人はいるけど希ちゃんが見当たらない。
以下略



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2014/01/19(日) 01:06:19.66 ID:poWizMOlo

……ん?何だ今の。

ドキンッって何だドキンッって。
いや確かにね、確かに太陽の眩しさと絵里ちゃんスマイルの合わせ技攻撃にちょっとクラってなったけどさ、
以下略



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2014/01/19(日) 01:07:14.00 ID:poWizMOlo

ことり「ねぇ、海未ちゃん穂乃果ちゃん、ちょっとことりに向かって微笑んでみてよ」

海未「えぇ…?なぜ……」

以下略



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2014/01/19(日) 01:08:49.07 ID:poWizMOlo

海未「で、何か分かりました?」

ことり「うん……二人共まだまだ甘いね」

以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:09:53.08 ID:poWizMOlo

生徒会室に着くと「希いいいいいいいっ!!」という絵里ちゃんの叫びが聞こえてきた。
それと同時にこんがりとお肉の焼けた匂いと焼肉のタレの匂いがしてきた。
やっぱ希ちゃん焼肉してたんだなぁ……
そう思いヒョイっと窓から覗いてみると
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:11:18.46 ID:poWizMOlo

お昼ご飯中。
いつも通りランチパックをもちゃもちゃ食べる穂乃果ちゃんに、礼儀よくお昼を食べる海未ちゃん。
海未ちゃんのお茶に炭酸水入れたんだけど気付いてくれてないのかなぁなんて思いながら、
私の頭は絵里ちゃん一色。
以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:11:58.35 ID:poWizMOlo

穂乃果「ことりちゃーん!?」

ことり「うえぇいっ!?な、何?穂乃果ちゃん」

以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:13:53.41 ID:poWizMOlo

海未「どうしたんですことり、朝から元気が無いようですが…」

ことり「そ、そんなことないよ」

以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:15:46.54 ID:poWizMOlo

海未「お、おひゃが、おひゃがひゅわひゅわひた……」

穂乃果「ひゅわひゅわ?…わかった!!あくまでもぴゅわぴゅわだね!!」 

以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:17:06.57 ID:poWizMOlo

にこ「ちょっとことりいいいいいいっ!?」

ことり「うえぇい!?なっ何!?にこちゃん!?」

以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:17:47.04 ID:poWizMOlo

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以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/19(日) 01:19:40.87 ID:poWizMOlo
ことり「やんなっちゃうな……」

ポツリ、そう呟いた。
にこちゃんはそんなことりの顔を見て、深くため息をつくと、腕を組み手すりに寄りかかった。

以下略



17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:20:53.28 ID:poWizMOlo

昔からそうだった。
自分の正直な気持ちを誤魔化すのが習慣なってしまっていて、自分すらその気持ちに気付けないままでいた。
唐突に現れたこの感情。
今までのことりなら間違いなく気付かないフリをしていただろう。
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:21:49.80 ID:poWizMOlo

朝、絵里ちゃんスマイルを見てから絵里ちゃんばっか考えちゃうこと。

ことりの知らない色々な絵里ちゃんを知りたいなぁって思ったこと。

以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:26:24.72 ID:poWizMOlo

ことり「鯉?」

にこ「はぁ?……何言ってんの?恋よ恋。」

以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:27:18.47 ID:poWizMOlo

にこ「じゃあ何?ただの憧れ?
   そんなわけ無いでしょ」

にこちゃんが睨むように目を細める。
以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/01/19(日) 01:28:31.06 ID:poWizMOlo

ことり「……わかった」

ことり「ことり絵里ちゃんが好き!」

以下略



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