過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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74: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:45:23.21 ID:cJv6xySVo

「…つまり貴方の居場所はもうこの神代家にしかないのですよ」
京太郎「……」

念押しするような石戸さんの言葉に俺は何の言葉も返す気力がなかった。
以下略



75: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:45:52.11 ID:cJv6xySVo

霞「…あの」
京太郎「…は…い」

それでも彼女の言葉に反応できたのは、おずおずと呼びかける石戸さんの表情がぎこちなかったからだろう。
以下略



76: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:46:25.74 ID:cJv6xySVo

霞「ここよ」
京太郎「…はい」

そんな彼女に案内された部屋はさっきの応接間らしき部屋よりも少しだけ手狭だった。
以下略



77: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:46:56.06 ID:cJv6xySVo

京太郎「(…もう寝よう)」

折角、自分のために動いてくれた石戸さんにもろくに感謝を伝えられない自分。
それに自己嫌悪を感じると同時に、疲れているのだという言い訳が胸の中に浮かぶ。
以下略



78: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:47:34.37 ID:cJv6xySVo

京太郎「(……もう嫌だ)」

それは偽りのない心からの言葉であった。
こんな現実も、自分も、何もかもが嫌で…否定したい。
以下略



79: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:48:06.02 ID:cJv6xySVo

京太郎「(…そういやオヤジが話が終わったら連絡しても良いって言ってたっけ…?)」

ふと思い出したその言葉に俺の手がピタリと止まった。
それは…こうやって俺が助けを呼ぶ事すら出来ない状況にいるのだと理解していたからなのだろうか。
以下略



80: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:48:33.07 ID:cJv6xySVo


「…きて」

―― …嫌だ
以下略



81: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:49:17.57 ID:cJv6xySVo

霞「…先に顔を洗った方が良いわね」
京太郎「え?」
霞「少し肌が荒れているから」
京太郎「…ぅ」
以下略



82: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:50:00.28 ID:cJv6xySVo

霞「よし。じゃあ…まずは着替えて…それから朝食にしましょうか。皆ももう待っているし」
京太郎「…了解です」

とは言え、起こして貰って、さらには顔を拭いてもらった以上、また眠ったりなんて出来ない。
以下略



83: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:50:27.80 ID:cJv6xySVo

霞「じゃあ…これに着替えてね」
京太郎「う…」

瞬間、俺の目に入ってきたのは石戸さんの手に抱えられた和装だった。
以下略



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