過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:27:31.79 ID:a2xbEWtP0
「とにかくだ、私はね黒桐。この二ヶ月で130体近くの人形を作り、そのすべてに今言ったような細工を施した。
そして、各人形が得た情報は今も続々と私の手のひらに書かれたルーンを通して私の脳に直接流れて来ている。
理由はお察しの通り、私の所在がアレが原因でバレるわけにはいかないし―――――」
それに、とつまらなそうに続ける。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:28:24.00 ID:a2xbEWtP0
「次はないぞ黒桐。―――そうか、お前は知らなかったか。
学園都市にはね、大気中に滞空回線と呼ばれる粒子みたいな細かさの回線が飛び交っているんだ。
アレイスターは、その全ての滞空回線を掌握・管理して情報を得ている。
だから、私たちのこの会話ももちろんヤツには聞こえているし、私の呼び掛けも聞いているわけだ」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:31:48.84 ID:a2xbEWtP0
「また話が脱線してしまったな。さて、そういうわけで私は人形達に細工を施した。頃合いだと言ったのはね、黒桐。そろそろ――――作品達の結末も、最終章に入ろうとしているからだ」
「最終章、ですか」
ダメだ、これ以上は聞かない方がいいかもしれない。脳が警鐘を鳴らしている―――――
以下略
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2014/03/13(木) 17:35:54.35 ID:a2xbEWtP0
「私は依頼されて『創造業』をしてきたまで、のつもりだったがね。蓋を開けてみればコレだ。
いわば私は産みの親だからな、私からすれば我が子を130人近く殺されたようなものだ。
それも、殺めたのもまた我が子ときた。
これで、そう仕向けたこの都市に微塵も怒りを覚えないヤツはいないよ。まあ、私は被害者というよりは加害者になるわけだが、
それでも作品を壊された芸術家、ひいては娘たちを殺された母親のような怒りを覚える権利は誰にも否定させん。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:37:55.33 ID:a2xbEWtP0
「トウコ。おまえ、起きた出来事すべて把握してるといったな。全部話せ」
こういう時の式はまずい。
浅上藤乃が無差別な殺人を犯したと聞いたときの式の苛立ちはすごかったと聞いたけど、
多分、その時よりもイラついているんじゃないだろうか。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:38:59.97 ID:a2xbEWtP0
同時刻―――氷掛研究所内部・バーチャルシミュレートルーム
アクセラレータは、既に声を枯らしていた。
―――バーチャル空間が消えていく。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:39:44.04 ID:a2xbEWtP0
学園都市全域に、警報が鳴り響いた。
第一級警報(コードレッド)――――本来は、「テロリス
トの侵入が完全に確定した状態」を表す、最上級の特別警戒宣言――――が、今回は特殊な事例であるとして発令されたのだ。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:40:20.92 ID:a2xbEWtP0
同時刻―――第三学区のとあるショッピングモール
「――で、黒子?買い物も済んじゃったし、どうする?これから」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/13(木) 17:41:07.72 ID:a2xbEWtP0
「失礼。―――もしもし、白井黒子ですの」
「もしもし、白井さん?」
――――固法先輩だ。
以下略
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2014/03/13(木) 17:41:37.20 ID:a2xbEWtP0
電話を切る。納得いかないが、ひとまず従わなければなるまい。だから―――
「お姉さま、私はこれから――――――」
――――すでに、常盤台のレールガンこと御坂美琴は、そこにはいなかった。
以下略
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2014/03/13(木) 17:42:13.57 ID:a2xbEWtP0
同時刻――――第七学区・とある高校付近
「ちくしょう、どうせ補修が必要になるからって、小萌先生が先に補修を俺の年間予定に組み込んでおいたなんて……不幸だ………」
以下略
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