過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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248:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:16:11.49 ID:a2xbEWtP0
――――遡ること十数分前・風紀委員第177支部

白井黒子の血管は、今にもぶちギレそうなほどにピキピキと青筋をたてていた。

「…固法先輩、私もう我慢なりませんの。第19学区にいかせてください」
以下略



249:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:16:53.78 ID:a2xbEWtP0
「ここまで頑なに私たちの動きを封じるのには、きっとなにか理由があるわ。アンチスキルさえ向かわせないのには引っ掛かるけど―――」

そこなのだ。だいたい、なにか事件があれば真っ先に向かわせるのはアンチスキルのはず。なのに、今回はアンチスキルさえもが動きを封じられている。

――――あれ、じゃあ、一体状況確認を行っているのは、誰なんですの―――?
以下略



250:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:17:21.03 ID:a2xbEWtP0
「そんな――――あそこには、お姉さまが行ってしまわれたんですのよ!?電話にも出ませんし、何かあったに違いありませんわ!―――もうじっとしてなんて居れません、行きますの!!」

「わーわー落ち着いてってば白井さん!?」

「離してくださいな佐天さん!佐天さんはお姉さまがどうなってもよろしいんですの!?」
以下略



251:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:17:54.43 ID:a2xbEWtP0
同時刻―――第七学区・上条宅

いつもは上条が補習終わりにトラブルに巻き込まれて帰ると、おっっっそいんだよとうま!などとぶちギレて頭に噛みつく腹ペコ・ニートシスターことインデックスなのだが。
今日は、あまりに帰りが遅い。それだけでも不安なのに、先程の爆発音、そして――――

以下略



252:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:19:00.99 ID:a2xbEWtP0
同時刻・第七学区のとある道

「―――橙子さん、なぜ乗り物を使わないんですかね」

窓の無いビルに向かうと言ったは良いのだが、なぜか歩きなのだ。
以下略



253:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:19:56.85 ID:a2xbEWtP0
窓の無いビル自体は既に見えている。ここからはあと2、30分も歩けばつくだろう。

「でも橙子さん、窓の無いビルって、窓はおろか入り口すらないんでしたよね」

ああ、と煙草を吸いながらの返事が返ってくる。
以下略



254:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:21:13.45 ID:a2xbEWtP0
実は、前もって窓の無いビルについては少しだけ調べてある。
「演算型・衝撃拡散性複合素材(カリキュレイト=フォートレス)」
という、衝撃波のパターンを計測し最適な振動を行って衝撃を相殺する特殊技術が用いられた装甲板
が使用されているらしい。
その性能は核兵器すら耐えるほどで―――記述によれば、自転エネルギーを使った学園都市第一位、一方通行の攻撃も全く効かなかったとか。
以下略



255:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:22:11.97 ID:a2xbEWtP0
『ねえ』

背後から声。
うん?と橙子さんが振り替えると、そこにはこの科学の街では当然浮くだろう、白い修道服を着た小さなシスターがいた。年は12、13歳かその辺りだろう。

以下略



256:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:23:27.95 ID:a2xbEWtP0
インデックスが家を飛び出したあと、力を辿り第19学区に向かって居たのだが、それとはまた別に付近に
―――具体的には第7学区内に―――魔力回路を感じたので、
侵入した魔術師かもしれないと考えて追跡を試み、ついに追いついたのだが。

なにやら話しているので盗み聞きをしてみると、女が口にした言葉―――『魔術師』。
以下略



257:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 22:25:05.40 ID:a2xbEWtP0
「―――何で知ってるのか知らないけど。貴女は一体こんなところで何をしているのかな?」

「お前を知らん魔術師なんぞいないさ。13000冊の魔導書をその記憶に保持する少女なんて、前代未聞だからな。それと―――私がここにいる理由か?簡単だ、協会から逃げるにあたって、科学の街が雲隠れしやすかったからだ。」

皮肉にも、その科学の街の統括理事長も世界有数の魔術師だったがな、と心のうちで毒づく。
以下略



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