過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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301:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:26:16.20 ID:gUNVYqIl0
―――式が刀を引き抜く。
するとアクセラレータの頭部には、たった今貫かれていたにも関わらず、一切の外傷が残っていなかった。



以下略



302:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:27:29.48 ID:gUNVYqIl0
すると上条は。
いやあ、ははは―――なんて乾いた笑いをみせると、

「御坂も止めなきゃ、止めなきゃって騒いだけど、俺が止めたんだ。
式は絶対にアクセラレータを殺さないから大丈夫だ、って。俺、式を信じてたから」
以下略



303:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:28:04.26 ID:gUNVYqIl0
「とにかくさ、前にも言った通り―――――式は、優しいから。それで、絶対に殺さないと思ってんだよ。ほら、やっぱり殺さなかっただろ?式は、心が強いから――――だから、絶対殺さないと言いきれるんだ」

心なんて見えないものなのに、コイツは強いとか、弱いとかなんて言い出すのか。馬鹿みたいだ。だけど―――――

「カミジョー。オレ、おまえみたいな馬鹿は嫌いじゃないよ」
以下略



304:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:28:31.12 ID:gUNVYqIl0
ああ、あの白もやしならあそこにいるぞ、と式が鞘に納めた古刀でそちらを指す。すると――――

「―――――、」

反射の棺に入ったままのミサカミコトの前で、一方通行は立ち尽くしていた。
以下略



305:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:29:25.72 ID:gUNVYqIl0
一方通行は、二人の戦いが始まった時から、二人の解析を進めると同時に、音の速度のベクトルを操作して音声を拾っていた。
それはつまり、式がアクセラレータに言ったことはみんな、一方通行にも聞こえていたということである。

――――この女の言うことは、自分にもしっかり当てはまる。
なぜなら、一方通行とアクセラレータは、進んだ道は違えど人物は同じだから。
以下略



306:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:30:29.10 ID:gUNVYqIl0
ンなもン決まってンだろォが、と一方通行は一言おいて。




以下略



307:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:31:27.13 ID:gUNVYqIl0
そう、とはじめから返事がわかりきってたかのように、短い返事が戻ってくる。

「じゃあとりあえず、この棺は殺しておかなくちゃな。―――なあ、おまえが眠る場所はここじゃないものな、ミサカ」

左手からナイフを出し、アクセラレータが残した反射の棺の死の線を断ち斬る。
以下略



308:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:32:22.83 ID:gUNVYqIl0
「それで、式。これからどうするんだ?」

「―――、」

式は一思案してから肩をすくめて答える。
以下略



309:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:34:30.67 ID:gUNVYqIl0
同時刻―――――第七学区・窓の無いビル付近



「―――さて、そろそろだが答えは出たか?二人とも」
以下略



310:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:35:39.67 ID:gUNVYqIl0
「いいか、インデックス。魔術というのはね、魔力を以って行う秘儀、禁忌の類ではあるが奇跡ではないもののことだということはわかるだろう。

有り体に言えば魔を操る術だ。人為的に神秘・奇跡を再現する行為の総称。

常識から乖離した現象だが資金と時間に制約をつけなければ現代の技術で再現可能な神秘を指すわけだ。
以下略



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