過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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321:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:50:59.77 ID:gUNVYqIl0
「黒桐、やめろ。こいつとまともに会話しようとすること自体が間違いだ。私たちが自分を殺しに来てると知っていて、来客などと称すんだからな」

ほう、と息を漏らすアレイスター=クロウリー。

「分かっているだろう蒼崎。私には挑むことすら無駄だ。―――お前たちの目的がなんであろうと、それが果たせないのなら、それはただの来訪に過ぎないだろう」
以下略



322:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:51:46.86 ID:gUNVYqIl0
「と、橙子さ―――――」

「――――終わらんよ、アレイスター」

橙子さんがそう宣言すると、その匣からまた次の怪物が現れてアレイスター=クロウリーに襲いかかる――――!!
以下略



323:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:52:15.32 ID:gUNVYqIl0
その瞬間。橙子さんの持っていた匣ごと、文字通り、僕らとアレイスター=クロウリーを除くこのフロアのすべてが吹き飛んだ。

「「うわぁッ―――――!?」」

爆発の瞬間、僕はとっさにインデックスを抱きかかえるようにして守る。
以下略



324:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:53:18.69 ID:gUNVYqIl0
「―――初めから、居なかった?」

どういうことなんだろう。だって、あの人は確かにそこで逆さになって、僕たちと会話をして、橙子さんの使い魔を倒したのに――――

「言っただろう、黒桐。アレイスター=クロウリーは、いかなる法則も完全に無視した、次元さえも違う曖昧な存在なんだ。
以下略



325:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:54:00.74 ID:gUNVYqIl0
「―――それで、式。ここにこんなに部外者を連れ込んで、どういうつもりなんだ」


――――伽藍の堂。

以下略



326:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:54:33.64 ID:gUNVYqIl0
それから僕達は、少し遅れた自己紹介をし合った。

式の紹介は橙子さんがやって式の怒りを買ったし、一方通行の紹介は上条君がやって一方通行は不機嫌になったけれど。

そしてそこで目を覚ましたインデックスが橙子さんを魔術師とバラしたり、僕と式がフィアンセだと堂々と言ってしまったりと、本題にはいるのは大分遅れてしまった。
以下略



327:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:55:10.66 ID:gUNVYqIl0
橙子さんのその一言で上条君達はあわや荒立つ寸前だったけど、なんとか落ち着かせて話を聞いてもらうことに成功した。

――――主に上条君が美琴ちゃんと一方通行を抑えてくれたから。


以下略



328:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:55:42.58 ID:gUNVYqIl0
それから橙子さんは、僕と式に説明したのと同様に、新絶対能力者進化実験の全てを彼らに語った。

アクセラレータと初めのミサカミコトが目覚めたこと。

二人が理不尽な実験をやらされる過程。
以下略



329:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 16:08:36.47 ID:gUNVYqIl0
そして、最初に口を開いたのは意外にも一方通行だった。


「………やっぱりコイツは殺すべきだ。
俺があって、初めてコイツが生まれた。
以下略



330:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 16:09:39.80 ID:gUNVYqIl0
「元々、昨年の実験だって、遠い昔に私がDNAマップを提供したことから一連の事件は始まってる。
生み出されたきっかけという見方も出来るけど、やっぱり殺された原因だって見方を否定することはできない。

なら、私が殺したのと同じことでしょ。………ただ利用されただけだから、なんて理屈は通じない。

以下略



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