過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 15:53:18.69 ID:gUNVYqIl0
「―――初めから、居なかった?」
どういうことなんだろう。だって、あの人は確かにそこで逆さになって、僕たちと会話をして、橙子さんの使い魔を倒したのに――――
「言っただろう、黒桐。アレイスター=クロウリーは、いかなる法則も完全に無視した、次元さえも違う曖昧な存在なんだ。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 15:54:00.74 ID:gUNVYqIl0
「―――それで、式。ここにこんなに部外者を連れ込んで、どういうつもりなんだ」
――――伽藍の堂。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 15:54:33.64 ID:gUNVYqIl0
それから僕達は、少し遅れた自己紹介をし合った。
式の紹介は橙子さんがやって式の怒りを買ったし、一方通行の紹介は上条君がやって一方通行は不機嫌になったけれど。
そしてそこで目を覚ましたインデックスが橙子さんを魔術師とバラしたり、僕と式がフィアンセだと堂々と言ってしまったりと、本題にはいるのは大分遅れてしまった。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 15:55:10.66 ID:gUNVYqIl0
橙子さんのその一言で上条君達はあわや荒立つ寸前だったけど、なんとか落ち着かせて話を聞いてもらうことに成功した。
――――主に上条君が美琴ちゃんと一方通行を抑えてくれたから。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 15:55:42.58 ID:gUNVYqIl0
それから橙子さんは、僕と式に説明したのと同様に、新絶対能力者進化実験の全てを彼らに語った。
アクセラレータと初めのミサカミコトが目覚めたこと。
二人が理不尽な実験をやらされる過程。
以下略
329
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 16:08:36.47 ID:gUNVYqIl0
そして、最初に口を開いたのは意外にも一方通行だった。
「………やっぱりコイツは殺すべきだ。
俺があって、初めてコイツが生まれた。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 16:09:39.80 ID:gUNVYqIl0
「元々、昨年の実験だって、遠い昔に私がDNAマップを提供したことから一連の事件は始まってる。
生み出されたきっかけという見方も出来るけど、やっぱり殺された原因だって見方を否定することはできない。
なら、私が殺したのと同じことでしょ。………ただ利用されただけだから、なんて理屈は通じない。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 16:10:08.56 ID:gUNVYqIl0
「………もォ、黙ってろ。言っただろォが、この記憶は、俺だけのものだって。なら、この罪だって、俺だけのものだ。オマエ達が背負うだと?ふざけるのも大概にしろ」
穏やかな声だけど、激しいまでの主張だった。
……きっと彼の胸には今も、ミサカミコトを殺した痛みが残留し続けているはずだ。
この世界から、何度も何度も、執拗に引き裂くような罰を受け続けているはずだ。
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/16(日) 16:23:21.65 ID:gUNVYqIl0
「―――話はどこから聞いていた、アクセラレータ」
「…………さァな」
実のところ、アクセラレータが目覚めたのは一方通行が答えを口にする少し前だった。
以下略
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2014/03/16(日) 16:25:41.97 ID:gUNVYqIl0
「なァ――――シキ、っつったっけか。オマエ、言ったよな。今の俺は、逃げているだけだって。
あァ、その通りだった。俺は、『ミサカミコト』が悲しくて、『ミサカミコト』が苦しくて、『ミサカミコト』が辛くて――――
俺は、ミサカミコトから逃げたいだけだったンだ。最後の戦いでアイツは俺に歩み寄ってくれた。あの時も、俺は逃げた。
なのに――――ミサカミコトが俺に殺されて、死ンでからも、俺はミサカミコトから逃げ続けたンだ」
以下略
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