22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 19:55:16.82 ID:NrmcVnPo0
寝て、食べて、持ち帰った仕事をするだけの、何の飾り気もないこの空間。
八畳一間にキッチンと三点ユニットバス。物が無く見た目にも淋しい、それでいて押し迫ってくる様な圧迫感さえある。
23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 19:56:57.04 ID:NrmcVnPo0
肇に軽く口付をする。
所謂、バードキス。
24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 19:59:29.94 ID:NrmcVnPo0
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25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:01:19.15 ID:NrmcVnPo0
肇は少し腫れぼったい目をしていた。それに、うっすらと隈が出来ている。
眠りについたのは何時頃の事だったのかはわからない。もしかしたら俺にも隈があるかもしれない。
26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:03:09.30 ID:NrmcVnPo0
何の変化もしない。今まで通りを繰り返す。
冷蔵庫に食材がない事。二人揃っての朝は肇がコーヒーを煎れてくれる事。
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:05:09.11 ID:NrmcVnPo0
「じゃあ、行ってくるから。鍵は持ってるよな?」
「持ってます」
28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:07:13.25 ID:NrmcVnPo0
「愛してます、プロデューサー…」
「…俺も。肇の事好きだよ」
29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:09:05.20 ID:NrmcVnPo0
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早朝の街角は自分の居るべき場所へと向かう人々の群れで覆い尽くされている。
30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:11:07.44 ID:NrmcVnPo0
圧し掛かってくるような倦怠感が体中を支配している。
眠るのが遅かったからとか、肇との夜伽が理由ではない。
31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:13:13.28 ID:NrmcVnPo0
俺はプロデューサーで、肇はアイドルだ。
それでも俺達の関係はその一言だけで収まるものではない。
32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 20:14:55.87 ID:NrmcVnPo0
最初の一回までの道程は長かった。
好きになった人だとは言えど、十代半ばの女の子をどう扱えばいいのかなんて俺にはわからなかったし、肇も俺との距離を測りあぐねていたと思う。
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