過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
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103: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 22:17:54.86 ID:tJbiuqvE0

 自問する。

 俺が負けるということは、俺の生き様が負けるということだ。
 悪即斬。この世の悪は、即座に斬って捨ててみせる。だってそうでもしないと腐ったこの世は変えられやしないから。
以下略



104: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 22:37:22.75 ID:BRdqqewp0

 自由落下に身を委ね、木刀を叩きつける。

三白眼「……埒外」

以下略



105: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 22:38:01.14 ID:BRdqqewp0

三白眼「わたしを、死なせろぉおおおおおおおおおおおおっ!」

詰襟「殺す!」

以下略



106: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 23:10:22.04 ID:BRdqqewp0
本日の投下分は以上になります。
wikiの更新はありません。


107: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 09:59:52.98 ID:s4vLrOmz0
―――――――――――――――――――――――

 嫌な予感がした。
 普段はそんなもの一笑に付す俺様でも、避けて通れない日はある。とはいえその正体すらわからないのでは首を傾げるしかできない。
 腕が疲れてきたのでヤンキーの死体を放り投げる。首根っこを掴んだままにするのは重労働だ。
以下略



108: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:00:41.00 ID:s4vLrOmz0

金髪「本当に、勝ち残った暁には、願い事はなんでもかなえてくれるんだろうな」

 こんな埒外な異能を授けられてなお、いまだに俺様は懐疑的だ。与えられたものは与えられたものとして楽しむけれど、気になるものは気になる。

以下略



109: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:01:15.50 ID:s4vLrOmz0

 と、路地の暗がりから出た瞬間に、横から衝撃が襲ってくる。
 小柄な女だ。名門校の制服を着ている。そいつは走ってきて、俺様にぶつかって、勢いよく手に持った封筒を放り投げる。
 中身がばらまかれていく。

以下略



110: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:03:56.53 ID:s4vLrOmz0

 頭に衝撃。

 ――っ、! ? ???? !?

以下略



111: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:04:35.37 ID:s4vLrOmz0

 コンクリートを踏み砕きながら切迫。俺様は詰襟と違って木刀など使わない。武器などいらない。全てはこの四肢が、五体が、あればいい。
 強化された動体視力が女の表情の変化を捉えた。余裕ぶった表情から驚愕の表情へ。この急加速は想定していなかっただろう。
 金属バットすら容易くへし折り、裏拳が肩口へと激突する。

以下略



112: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:05:04.68 ID:s4vLrOmz0

 ナイフを抜いて投げ捨てる。『弱肉強食』によって止血と鎮痛は済んだ。体を捩じれば多少の違和感はあるが、ほぼ無視しても問題ないレベル。
 今は俺様の体よりも目の前の敵の方が重要だった。

 地を蹴る。真っ向勝負上等の突進。この軌道は単純で、先ほど見せたとおり。だからあちらの対応も同様だ。
以下略



113: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:05:43.03 ID:s4vLrOmz0

 考えろ、考えろ、俺様。頭を働かせ策を練る。そんなのは野生動物でもやっている。
 相手の能力、その正体を見極めるのだ。

 考えうるのは三つ。瞬間移動、透明化、そして……時間操作。
以下略



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