過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
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51: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:46:11.35 ID:vq3mQqnr0

 使い方もまた能力で分かったけど、頭と体は繋がっているとはいえイコールじゃない。理解と感覚にはだいぶブレがあった。だからこの『邪気眼』を倒すのにも時間を喰っちゃったのだ。

 けど流石に腕が痛い。手首も痛い。痛いっていうか、激痛。骨折してないよね? これ。
 思ったより猟銃の反動はやばかった。簡単にはいかないもんだ。邪気眼じゃあなくても、漫画やアニメとはわけが違うなって実感したよ。
以下略



52: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:46:44.14 ID:vq3mQqnr0

ムム「そう言わないでくれよ。この瞬間移動だって、『邪気眼』をなんとかしてくれたお礼みたいなものなんだからさ」

腕章「そんなに困ってたの?」

以下略



53: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:47:59.97 ID:vq3mQqnr0

 ま、あの二人はきっと大丈夫。「悪即斬」は性格的に自分から戦いを挑んではこないし、「弱肉強食」の凶行は「悪即斬」が止めてくれる。
 目下の問題は、今感じている一つの気配だ。

 あたしの学校にはもう一人能力者がいる。
以下略



54: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:48:35.40 ID:vq3mQqnr0

 電子音が脇の下から聞こえてきた。熱の有無を聞いてきた保健医に、問題ないことを伝えて部屋を後にする。同時に四時間目終了のチャイムが鳴った。
 タイミングよくお腹も鳴った。

 どうやら、人を殺した後でもお腹は空くものらしい。
以下略



55: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:49:22.77 ID:vq3mQqnr0
―――――――――――――――――――――

 六時間目の終了を投げるチャイムが響いた。歴史の教師は板書を辞め、教科書を一瞥してから「次回はこの続きからやるぞ」とだけ言って、鷹揚に教室を後にする。

友人「体調大丈夫?」
以下略



56: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:50:06.05 ID:vq3mQqnr0

腕章「でも、ごめんね。あたしこれから部長会あるからさ」

友人「あ、そっか。頑張ってね!」

以下略



57: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:58:07.35 ID:vq3mQqnr0

 軽く手を振って、向かう先は会議室。
 扉をスライドさせると生徒会の面々が既に座っていて、長い机に椅子が全部で十五個。生徒会五人、プラスで公認部活動の十人ぶん。

会長「やぁ、道山くん」
以下略



58: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 00:08:55.73 ID:pTDUJrKx0

会計「本来であれば司会進行が副会長、議事は会長が行うのですが、今回は予算に関する部長会ですので、会計の私が取り仕切ります」

 会計はいつもと変わらない目つきの悪さでそう言った。
 胸元に輝く懐中時計はおしゃれのつもりなのかもしれないけど、寧ろ彼女にこそ眼鏡を誰か与えるべきだろう。
以下略



59: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/18(金) 00:18:59.77 ID:pTDUJrKx0

会長「スポーツと言うのはそういうものだろう? だから、『そういうことじゃあ』ないだろう?」

会長「きみたちは実績を出しさえすればいい。そうすれば、減額は今年いっぱいでおしまいだ」

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/18(金) 00:19:53.58 ID:xNY7rufKo
前のも読んでたよ!期待


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